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SSD NASのB5薄型モデル「AXELBOX Thin」、M.2×4&2.5GBASE-T×2構成、テックウインドが発売

 テックウインド株式会社は、QNAP製NASにWestern DigitalのNAS向けSSDを搭載する「AXELBOX」シリーズとして、B5サイズの薄型モデル「AXELBOX Thin(アクセルボックス シン)」シリーズを新たに発売する。

 QNAP製の4ベイNAS「TBS-464」に、「WD Red SN700 NVMe SSD」を搭載した16/8/4TBの各モデルをラインアップしており、価格は最小となる4TBの「AXEL-TBS-464/4TB」が19万9900円(税別)から。

 CPUにはクアッドコアのCeleronを採用し、8GBメモリを搭載。有線LANは2.5GBASE-T×2ポートを搭載し、ポートトランキングによって最大5Gbpsの速度を実現できるという。そのほか、USB 3.2 Gen1×2、USB 2.0×3の各ポートを装備する。

 NVMe接続のM.2 SSDであるWD Red SN700は、PC向けと比べて約3倍の耐久性を持つ。AXELBOXでは、NAS用OSであるQTSの機能「SSDエキストラオーバープロビジョニング」で10%の予備領域を確保し、SSDの耐久性を高めるとともに、RAID 5構成とあわせ、4TBで約2.3TB、8TBで約4.7TB、16TBで約9.5TBの実行容量となる。

WD Red SN700

 テックウインドのテストによれば、最大転送速度は読み込みが300.6MB/s、書き込みが308.3MB/s。1GベースのLAN環境で利用しても、HDD型NASと比べて書き込み性能が数倍向上するという。

 このほか、テックウインドでは、搭載ディスクをSSD構成のみとすることで、高速さに加え、ディスク障害による業務中断リスクの低減や、低消費電力によるコスト削減を実現できるとしている。

 本体サイズ(幅×奥行×高さ)は23×16×3cm、重量は約1㎏。