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ヤマハ、0.5畳の組み立て式簡易防音室「SBA05」を発売。37万9500円

新防音室ブランド「DYM.M」の第1弾、楽器演奏のほか立ち仕事のテレワークブースにも

DIY.M 簡易防音室「SBA05」

 ヤマハ株式会社は、ユーザーが組み立て可能な防音室ブランド「DIY.M(ダイム)」を発表。第1弾の製品として、0.5畳サイズで、音量を31dB減衰する性能を持った簡易防音室「SBA05」を2023年1月に発売する。価格は37万9500円。

 同社は、1986年に家庭での楽器練習用として防音室の販売を開始した。1989年発売の「AVITECS(アビテックス)」はヤマハ防音室のブランドとして改良を重ねながら30年以上も続くロングセラーとなり、バリエーションモデルも登場、楽器演奏だけでなく映画映画、テレワーク、聴力検査などで活躍しているという。

 今回発売となる「DIY.M」は「AVITECS」で培ったパネル工法をもとに、組立工程の簡略化と部材の軽量化を行い、認定施工店ではなくユーザーによる組み立てを実現したことが特徴。従来の防音室よりも購入しやすい価格と軽量化を実現し、ワンルームタイプの部屋や木造住宅の上階にも導入できるという。

SBA05の防音性能

 0.5畳サイズの「SBA05」はフルートやクラリネットの演奏を小音量に抑える遮音性能があり、同時発売のオプションの吸音パネル「OWP2A」(2万7500円)を用いることで音響空間をカスタマイズできる。「SBA05」の外形寸法は918×970×2040mm(幅×奥行×高さ)で、内形寸法は837×904×1942mm(同)、総重量は約80kg。

オプションの吸音パネル「OWP2A」

 組み立て時間の目安は大人2人で90分ほど。9枚のパネルが5つの梱包箱で配送され、箱を順番に開梱して組み立てる。配送業者による有料の組み立てサービスも準備しているという。

 SBA05はクラリネットやフルートの楽器演奏用を主に想定したものとなるが、レコーディングや立ち仕事のテレワークブースとしても活用可能だとしている。