KDDI、回線や帯域を柔軟に選択できる法人向け接続サービス「KDDI Flexible Internet」提供

　KDDI株式会社は、法人向けインターネット接続サービス「KDDI Flexible Internet」を2023年1月4日から提供する。要件に合わせて柔軟に回線や帯域を選択できることが特徴。申し込みの受付も同日から開始する。

　テレワークやクラウド化で必要になったトラフィックへの対応、災害や緊急事態に備えた回線の冗長化によるBCP強化など、企業がインターネットに求める要件は多様化しており、それらに合わせてアクセスする回線、帯域、固定IPアドレスの数を選択できる。

　選択できるアクセス回線は、電力系通信事業者のまたはNTT東西のイーサネット（帯域確保型）もしくはFTTH（光回線 帯域共有型）、またはフレッツから選択可能。複数を利用すれば回線の冗長化が可能となる。帯域と固定IPアドレスの選択肢の幅は回線により異なるが、帯域は10Gbps～10Mbpsから選択可能。固定IPアドレスは、なし（動的IPアドレス）～8個以上が選べる。

　ウェブ会議など大容量のデータ送受信用途には帯域確保型の回線を利用し、コストを重視する場合には比較的料金が安い帯域共有型の回線を利用するなど、要件に合わせた選択ができる。

　提供料金の一例としては、電力系のイーサネットで帯域確保1Gbps、固定IPアドレス8個～で月額52万2500円。アクセス回線にNTT東西のフレッツを用いてISPのみの提供、帯域共有型1Gbpsで動的IPアドレスでは月額3442円など。ほかの例は以下の表も参照のこと。