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小中学生向けの「本」のサブスク「READ FOR LIFE」、渋谷区で実証実験の参加者募集

 スプラウト合同会社は、小中学生を持つ家庭を対象とした書籍のサブスクリプションサービス「READ FOR LIFE」の実証実験を4月に渋谷区で行うため、無料モニターの募集を開始した。募集人数は100人で、締切は2月28日。応募多数の場合は抽選となる。

 同サービスは、「ベストセラーより生涯記憶に残る一冊を」をコンセプトに、子どもたちに本との新しい出会いを提供するサブスクリプションサービスだという。利用登録の段階で、利用者の子どもの生き方・働き方の関心領域を記入すると、その内容と関連性の高い生き方・働き方をしている「選書する大人(キュレーター)」が、「子どものときに影響を受けた本」や「いま自分が大人として読んで子どもに勧めたいと思う本」を選定し、その中から毎月3冊を配送する。

 「選書する大人」として活動するのは、渋谷エリアに縁がある人物や、同サービスの趣旨に賛同した人たち50人。一部の例として、社会起業家、パティシエ、デザイナー、テレビプロデューサー、公務員、ジャーナリスト、大学教授といった肩書きが挙げられている。

 今回の実証実験は、「渋谷区官民連携オープンイノベーション」の一環として行われ、モニターは同サービスを1カ月だけ無料で体験できる。

 通常のサービスは、月額3980円で提供。毎月3冊の本を配送し、家庭で試し読みができる。このうち子どもが興味を持った1冊はプレゼントとして所有でき、ほかの2冊は返送するか、別途実費で購入できる。返送は、到着後5日以内であれば無料で可能。

 参加申し込みの条件として、渋谷区在住もしくは在勤で、小学生もしくは中学生の子どもを持つ家庭であること、モニター体験後のフィードバックアンケートに協力できることが定められている。