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Synology「DiskStation DS223j」、スペックアップしBtrfsにも対応予定のホーム向け2ベイNASキットの新モデル
2023年6月30日 06:30
Synologyは6月29日、ホームユースや小規模事業所向けの2ベイNASキット「DiskStation DS223j」を発売した。「DiskStation DS220j」の後継機種にあたり、CPUやメモリなどのスペックが向上しているほか、今後のOSアップデートによりBtrfsファイルシステムをサポートする予定だ。Amazon.co.jpでの販売価格は2万7600円。
CPUにRealtek RTD1619B(クアッドコア、1.7GHz)、メモリにDDR4 1GBを搭載。3.5インチ SATA HDDまたは2.5インチ SATA SSDを2基搭載できる。 有線LANポートはギガビット対応×1。そのほかに、USB 3.2 Gen 1ポート×2を備える。
OSには同社製のNAS用OS「DSM(DiskStation Manager)」を搭載。ストレージのファイルシステムはEXIT4をサポートし、今後リリース予定のDSM 7.2にて、Btrfsをサポートする予定。外部接続のストレージでは、加えてEXT3、FAT、NTFS、HFS+、exFATをサポートする。
DSM対応アプリ「Synology Photos」により写真の管理や共有などができるほか、自動化されたメディアバックアップ機能で、モバイルデバイスで撮った写真や動画を保存でき、プライベートクラウドのようにも利用可能だとしている。
そのほか、「Synology Drive」アプリによりPCのストレージのバックアップやスナップショットの管理が可能で、ランサムウェア対策としても利用できる。ビデオ監視ソリューション「Synology Surveillance Station」のビデオサーバーとして利用したり、ウェブブラウザーやモバイルアプリを通してNASにアクセスしたりもできる。
本体サイズは100×225.5×165mm(幅×奥行×高さ)で、重量は0.88kg。消費電力はアクセス時で16.31W、HDDハイバネーション時で4W。保証期間は標準で2年間。
[記事訂正:7月8日21:00]
記事初出時に「Btrfsをサポートしている」と記述していましたが、正しくは、今後公開予定のDSM7.2でBtrfsをサポート予定であり、現時点では対応していませんでした。お詫びして訂正いたします。