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経済的事情を抱える小中学生向け、無料のプログラミング学習支援を一般社団法人Kids Code Clubが実施

PC・Wi-Fi環境と、学習プログラムを無料提供

 子どものテクノロジー教育支援を行う一般社団法人Kids Code Club(キッズコードクラブ)は、小中学生向けのプログラミング学習支援「デジタル探求プログラム」の参加者を募集中だ。7月19日まで実施される説明会の参加希望を、LINEで受け付けている。

 同プログラムは、経済的な事情を抱える全国の小中学生が対象。小中学校のプログラミング教育必修化、2025年からの大学入学共通テストへの「情報」の追加などでプログラミング教育への関心が高まっている。しかし、習い事としてのプログラミングスクールは月謝が比較的高額で、また、家庭で学ぶにもPC環境を整える必要があり、誰にでも学べるものになっていないと、同法人は指摘する。

 そこで、同プログラムでは、プログラミングなどに興味がある小中学生が、家庭環境に左右されることなく、学んだり体験できるように、PCとWi-Fi(モバイルWi-Fiルーター)を無料で貸与し、無料のオンラインプログラミング学習の場を提供する。

 プログラムの対象となった子どもには、事前に機器設定を行ったノートPCとモバイルWi−Fiルーターが貸与される。なお、これらは同プログラム以外での使用もできるとしている。

 その上で、同法人がオンラインの学習プログラム「放課後プログラミングクラブ(放プロ)」を週2回実施。プログラミングやデザイン、音楽、マインクラフトを通じたデジタル作品づくりなどを学べる。教材を使ってマイペースで学び進めたり、子ども同士で学び合ったりしながら活動できるという。

 対象となるのは、子どもが自由に使えるPCやWi-Fi機器の購入、または学校外での学習や体験に支出することが経済的に難しい家庭の、プログラミングやデジタルな創作活動に興味をもつ小学3年生~中学3年生。

 また、参加の条件として、放課後プログラミングクラブへの月3回以上参加と、定期的なアンケートへの回答やオンライン面談への参加が設定されている。実施期間は2023年7月〜2024年3月の予定だが、延長できる可能性もあるとしている。

 応募には、オンラインで行われる説明会への参加が必須。説明会の参加希望は同法人のLINE公式アカウント(@KidsCodeClub)で受け付けており、「デジタル探求プログラム説明会希望」の旨と、保護者氏名、説明会の希望日時を送る。説明会は7月15、18、19日の3日の、20:00〜20:30に予定されている。

 なお、その他の問い合わせも同アカウントで受け付けている。