ニュース

「JR九州NFT」プロジェクト、博多・鹿児島中央など10駅で、現地でのみ入手できるNFTコンテンツを配布

 九州旅客鉄道株式会社(JR九州)は9月12日、「JR九州NFT」プロジェクトの取り組みとして、九州の10駅の駅名標を模したNFTコンテンツの無料配布を開始した。

 期間は10月31日まで。配布枚数の上限はなし。以下の10の対象駅で各駅の営業時間内に配布され、各駅の改札口付近に設置されているNFT取得用ポスターのQRコードを、スマートフォンで読み込むことで取得できる。

 コンテンツは、JR九州NFTのサービス内で管理できる。なお、10駅のNFTを全て集めると、コンプリート特典として「スペシャルNFT」が配布される。

  • 福岡県:博多駅、香椎駅、黒崎駅、小倉駅
  • 佐賀県:佐賀駅
  • 長崎県:長崎駅
  • 熊本県:熊本駅
  • 大分県:大分駅
  • 宮崎県:宮崎駅
  • 鹿児島県:鹿児島中央駅

 JR九州NFTは、NFTを活用することで、利用者との多様な接点を築くとともに、新しい価値や九州の楽しみ方を提案することを目指すプロジェクトとして2023年7月からスタート。これまではNFTのオンライン販売を行っていたが、今回の駅での配布を通して、現地を訪れた「記念」や「証明」となる新しい体験価値を提供するツールとしてバージョンアップするとしている。

 なお、同プロジェクトは、日本初・発のパブリックブロックチェーン「Astar Network」を使用している。Astar Network founder/Startale Labs CEOの渡辺 創太氏は、「このようなユースケースを日本から世界に向けて打ち出すことがWeb3のマスアダプションに繋がる重要な一歩であることを噛み締めて、JR九州様との協業をこのような貴重な機会を通じて推進してまいります」と、コメントを寄せている。