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freee会計がAmazonビジネスとAPI連携し、インボイス制度で必要な処理を自動化

 freee株式会社は9月13日、クラウド会計ソフト「freee会計」と、Amazon.co.jpが運営する業務/個人事業主向けのECサービス「Amazonビジネス」がAPI連携すると発表した。10月中旬の開始が予定されている。これにより、Amazonビジネスで購入した際に、必要な書類が自動的にインボイス制度(適格請求書等保存方式)と電子帳簿保存法(電帳法)に適合する形式でfreee会計に記録できるようになる。

 10月から始まるインボイス制度では、買手側は仕入時に記載要件を満たした適格請求書(インボイス)の受領と保存、一定の事項を記載した帳簿の保存が義務化される。また、2024年1月からは、電帳法によりECサービスで購入した電子取引データの電子保存も義務化される。

 このような対応が求められるが、freee会計とAmazonビジネスのAPI連携で自動化。ECサイト上の販売者が適格請求書発行事業者なのか、商品や割引の税率は何%か、取引日は経過措置が適用される期間か――などといったこともfreeeが自動判定するため、経理の自動化が進む。

 また、消費税法にも電帳法にも対応した適格請求書と区分記載請求書の原本もfreee会計に自動で保存。Amazonビジネスで商品の返品やキャンセルをした際に発行される適格返還請求書の処理にも対応している。

商品単位での明細のイメージ。税率、配送料、ギフトラッピング、ポイント払い、割引も「Amazonビジネス」からAPIで取得し、「freee会計」に記録する