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JR東日本・NTT東日本・KDDI、高輪ゲートウェイと品川周辺で「都市OS」を活用した混雑緩和の案内誘導サービスを実証

 東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)、KDDI株式会社は、高輪ゲートウェイ駅と品川港南エリアの街区にて、都市OSを活用した混雑緩和のための案内誘導サービスを実証することを発表した。実施期間は2023年12月~2025年3月。なお、駅における施策は2024年3月から実施の予定。

 この実証実験は、東京都が実施する、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出す「スマート東京」の実現に向けた「東京都データ連携・活用推進プロジェクト」の、連携準備型プロジェクトとして採択されたもの。都市OSとは、街の設備や街の人に関するデータを収集・分析して、そのデータを活用した新たなサービス創出を可能とするデータ基盤であると説明されている。

 高輪ゲートウェイ駅前の「TAKANAWA GATEWAY CITY」における都市OSの実装に加え、他エリアとの連携実証機能を構築し、将来のエリア間データ連携の準備を行う。具体的には、高輪ゲートウェイ駅と品川港南エリア内の施設において、鉄道運行データや人流データなどを組み合わせた都市OSに基づき、首都直下型地震などの非常時を想定した案内誘導サービスを実施。一時避難と街への誘導をスムーズに行うための検証をする。

 また、平時において、鉄道遅延などによる駅や電車の混雑時の誘導や、遅延解消後に帰宅などを促す案内誘導を検証する。

 3社は、今回の実証実験を通じて、開発が進む品川駅周辺エリアとの連携によるエキマチ一体の新たなスマートシティモデルの実装を目指すとしている。

実証が目指す将来像のイメージ