さくらインターネットとブレインズテクノロジー、データセンターの日常点検をAIで自動化する実証実験を開始

　さくらインターネット株式会社とブレインズテクノロジー株式会社は1月16日、データセンターにおけるラックの施錠確認や汚損破損などの日常点検をAIで自動化するための実証実験を開始した。

　さくらインターネットが運営する「石狩データセンター」内の日常典型業務で、カスタム開発したブレインズテクノロジーの予兆検知ソリューション「Impulse」を使って、画像データや環境データに対してAI解析を行う。これにより、ラックの施錠状況や現場環境の変化を正確に検知が行われるかを検証することが目的。

　石狩データセンターに設置されたカメラやセンサーと連携し、画像と環境データをImpulseへ自動的に取り込み、AI解析の結果をレポートにまとめる。その際、インシデントが検出された場合は、レベルによって責任者への通知も行われる。過去のレポートは関係者が閲覧可能。

石狩データセンターでの運用想定図

　石狩データセンター以外のさくらインターネットが運営するデータセンターでの実証実験も、今後実施することを検討しているという。