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AIフレーミングカメラなどIPEVOのWeb会議ソリューションをテックウインドが販売開始

 テックウインド株式会社は2月13日、台湾IPEVO(アイピーボ)と代理店契約を締結し、同社の法人向けWeb会議ソリューションの国内販売を開始した。

 取り扱う製品は、AIオートフレーミングに特化した会議用カメラ「IPEVO TOTEM」シリーズ3種のほか、双方向ノイズリダクション機能を搭載したスピーカーフォン「IPEVO VOCAL」、1cmまでの超マクロ撮影が可能なオブジェクトカメラ「IPVERO P2V ULTRA」の全5製品。いずれも、Zoom、Teams Google Meat、Webexなど、主要なWeb会議アプリで利用できる。

3種類の画角でAIオートフレーミング可能な「TOTEM」

 会議用カメラのIPEVO TOTEMシリーズは、画角120°の「TOTEM 120」、180°の「TOTEM 180」、360°の「TOTEM 360」の3種類。それぞれAIによるオートフレーミングが可能なほか、マイクも搭載し、AIによるノイズリダクションが可能。

 TOTEM 120は、会議参加者の視界で邪魔にならないスマートなデザインが特徴で、高さを目線の高さに合わせるよう調整できるほか、スタンドの途中から傾けて手元の書類などを映すドキュメントモードも利用できる。最大解像度は3840×2160ピクセル/30fpsで、接続ポートはUSB Type-C。本体サイズは54×60×335~515mm(幅×奥行×高さ)で、重量は450g。

 TOTEM 180は、400万ピクセルのカメラを2台搭載し、会議テーブルの前方に置き、参加メンバー全員をフレームに収めることが想定されている。画角は180°の「フルルームビュー」と120°の「スモールグループビュー」から選択でき、適宜人物をクローズアップして表示するなどのAIフレーミングが可能。最大解像度は4640×1456ピクセル/30fpsで、接続ポートはUSB Type-CまたはUSB Type-A(USB 3.0)。本体サイズは71×65.7×264mm(幅×奥行×高さ)で、重量は363g。

 TOTEM 360°は、会議テーブルの中央に置いて360°カメラにより周囲の参加者全員を捉える。音の方向を捉える4本のビームフォーミングマイクとの連携でAIによるフレーミングを行い、話者に注目させる「会話モード」、全員を映す「サラウンドモード」、講師と生徒を映す「ハイブリッド学習モード」、プレゼンターに注目させる「プレゼンテーションモード」と、用途ごとの切り替えが可能。最大解像度は4992×928ピクセル/30fpsで、接続ポートはUSB Type-C。本体サイズは72×72×254mm(幅×奥行×高さ)で、重量は576g。

双方向ノイズリダクション対応スピーカーマイク「VOCAL」

 VOCALは、会議テーブルに置いて使うことが想定されたスピーカーマイクで、Bluetooth接続。マイク、スピーカーの双方向がAIノイズリダクション機能に対応する。

 360°の音を捉える無指向性モード、または120°の範囲の音を捉える指向性モードに切り替え可能で、周オン距離は5m(ノイズリダクション使用時は1m推奨)。3640mAhのバッテリーにより40時間連続使用可能。本体サイズは71×71×242mm(幅×奥行×高さ)で、重量は345m。

手持ち式の超マクロ撮影可能なオブジェクトカメラ「ULTRA」

 ULTRAは手持ち式(スタンドへの固定も可能)で、1cmまでの超マクロ撮影が可能なオブジェクトカメラで、書類のほか、標本や書画などの細部を映像で伝える用途が想定されている。

 13万画素で、最大解像度は3840×2160ピクセル/30fps。AIノイズリダクション搭載のマイクも搭載している。接続ポートはUSB Type-C。本体サイズは22.6×94.2×36.5mm(幅×奥行×高さ)で重量は88g。