ニュース
外部ネットに接続しないエッジAI議事録作成ソリューション「eAssistant Minutes」、シャープが発売
2025年2月19日 06:15
シャープ株式会社は、法人向け議事録作成支援ソリューション「eAssistant Minutes」(イーアシスタント ミニッツ)を3月下旬に発売する。
同社独自のエッジAI技術「CE-LLM」を活用し、外部ネットワークに接続することなく利用できることが特徴。クラウド型のAI議事録作成サービスが普及しつつあるが、機密情報が含まれる情報をクラウドに送信することへのセキュリティ面での懸念から、AI活用の導入に踏み込めない企業もある。eAssistant Minutesは、外部ネットワークに接続することなく議事録を自動作成でき、ネットワークを介した情報漏洩のリスクを低減するとしている。
ソリューションは買い切り型で、設置・設定とアップデート、および5年間の保守サービス付き。利用時間やデータ容量、要約回数の制限もない。システムは議事録作成端末とオーディオアダプターで構成され、音声デバイスとPCを接続して利用する。
専用アプリを利用することで、会議を開始してからの会話をすべて文字起こしし、一定量ごとに自動で要約を生成する。話者分離機能も搭載し、最大30人まで対応できる。既存のオンライン会議にも対応し、参加者はウェブブラウザー上で文字起こしされた内容などをすぐに確認できる。
会議終了後、文字起こしや要約、音声のデータはPCだけに保存され、議事録作成端末内からは消去される。