ニュース
日本気象協会、雷の発生を5分間隔で検知し、通知する法人向けサービス「雷アラートWeb」を提供開始
2025年6月24日 08:30
一般財団法人日本気象協会は6月19日、法人向けに雷の発生を速やかに通知する「雷アラートWeb」の提供を開始した。
近年、局地的な大気の乱れや急な天候変化が増えていることから、雷被害のリスクが高まっている。工場や建設現場などでは、雷による機器の故障や設備の稼働停止が課題となっていたことから、こうした被害を事前に防げるよう、同サービスの提供に至った。
雷の種類や位置、発生時刻を観測する気象庁の雷監視システム「LIDEN」によるデータを用いて雷の発生を検知し、ウェブブラウザー(Chrome、Edge、Firegoxに対応)のポップアップと音声で通知する。更新頻度は5分ごとで、ユーザーは雷の種類、雷検知エリアの設定ができる。
工場の作業判断や発電所の保守、建設現場での作業員の安全確保、イベント会場やレジャー施設での安全管理としての利用を想定している。