トピック
Windows 10のサポート終了まであと8カ月、Win11に移行するなら「全部入りセキュリティ」のSecured-Core PCを!
MousePro G4シリーズ Core Ultra搭載機種で始める安全性の高いビジネスPC
- 提供:
- 株式会社マウスコンピューター
2025年2月5日 06:00
大規模なセキュリティ被害が社会問題として報道される機会が増えてきた中、「安全性の高いビジネスPC」へのニーズが高まっている。
中でもビジネスシーンで高い評価を得ているのが、出荷時状態で高度なセキュリティ機能が有効化されている「Secured-Core PC」だ。Secured-Core PCに対応したマウスコンピューターのMousePro G4シリーズのCore Ultra搭載モデル4機種「Mouse Pro G4-I7U01BK-E」、「Mouse Pro G4-I5U01BK-E」、「Mouse Pro G4-I7U01BK-D」、「Mouse Pro G4-I5U01BK-D」なら、専任のセキュリティ担当者がいない中小規模の環境でも、買うだけで高度なセキュリティ対策が可能になる。
Windows 10のEOSに向けて組織で使っているPCをどうしようか?
今年(2025年)の10月に迫ってきたWindows 10のサポート終了(EOS)に向けて、PCの入れ替えを検討している企業も少なくないのではないだろうか。
Windows 10のサポート終了は、単にPCやOSの入れ替えという作業だけでなく、それ自体が組織をセキュリティ被害から守る重要な意義を持っている。
サポートが終了する2025年10月14日を過ぎると、Windows 10を搭載しているPCに対しては、基本的にセキュリティ更新プログラムが提供されなくなる。これにより、万が一、OSに脆弱性が発見されても修正されないまま残ってしまう。
これは、言わば、オフィスの扉が壊れたままで仕事をしているような状況だ。仮に第三者がオフィスに勝手に入ってきて、デスクにある書類を覗き込もうとしても、それを防ぐことができなくなってしまうわけだ。
その一方で、組織を狙ったセキュリティ被害は、悪質化する傾向があり、社会問題としてニュースで大規模な被害を耳にする機会も増えている。
IPA(情報処理推進機構)が毎年発表している情報セキュリティ10大脅威のうち、組織向けの脅威は、10年連続10回のランクインとなる「ランサム攻撃による被害」が1位となっており、2位に「サプライチェーンや委託先を狙った攻撃」も7年連続7回目のランクインとなっている。
つまり、取引経路上に存在する脆弱な環境(EOS後もWindows 10使い続けるような環境)を狙って、重要なデータを暗号化して身代金を要求するような悪質な攻撃は、もはや他人事ではなく、極めて身近な存在となっているわけだ。
最新のUEFI攻撃も回避したSecured-Core PC
こうした中、Windows 10のEOSを機に「安全性の高いPC」を求める組織が増えている。
そこで注目されているのが、マイクロソフトが提唱する「Secured-Core PC」に対応したビジネスPCだ。
Secured-Core PC自体は、数年前から提唱されているが、2024年に登場したAI機能搭載PC「Copilot+ PC」の要件として組み込まれたことで、その重要性が再認識されている。
Secured-Core PCは、簡単に説明すれば、PCを保護するための高度なセキュリティ機能が出荷時設定で有効化されているPCだ。
PCに感染するマルウェアの中には、Windowsが起動する前に読み込まれるUEFIに感染するものも存在する。こうしたマルウェアはWindows上で動くマルウェア対策ソフトからは検出できないうえ、OSを再インストールしても消えないため、非常に悪質で駆除が難しい。
Secured-Core PCは、こうしたハードウェアに近いレベルでのマルウェアに対抗するために、PCに搭載されたハードウェア機能を活用した保護機能を提供する。
例えば、PC内部のパーツがメーカーによって組み込まれたものであることを確認することで変更を検知したり、セキュアブートを活用して不正なプログラムがOSブート前に実行されないように制御したり、仮想化ベースのセキュリティで隔離された環境でOSの重要なプログラムを実行したりすることができる。
重要なのは、Secured-Core PCでは、こうした機能が「出荷時状態で有効化」されていることだ。わざわざ、UEFIの設定を確認して機能を有効化したり、組織全体でセキュリティ設定を有効化するためにデバイス管理機能の設定をしたりしなくて済む。
つまり、組織内にセキュリティの専門家が存在しなかったとしても、一般的に販売されている個人向けPCでは無効化されている高度なセキュリティ機能を、電源を初めてオンにした瞬間から利用できることになる。
実際、2025年早々に、この機能の効果を確認できる事象が発生した。2025年1月16日、セキュリティ対策企業のESETが、UEFI Secure Bootの脆弱性を発見したことを公表した。
▼Under the cloak of UEFI Secure Boot: Introducing CVE-2024-7344
この脆弱性は、すでにマイクロソフトによって修正されているが、注目は上記レポート内の以下の記述だ。
All UEFI systems with Microsoft third-party UEFI signing enabled are affected (Windows 11 Secured-core PCs should have this option disabled by default).
日本語訳:
Microsoft サードパーティの UEFI 署名が有効になっているすべての UEFI システムが影響を受けます (Windows 11 のSecured-core PC では、このオプションが既定で無効になっている必要があります)。
上記のように、発見された脆弱性の影響を受けてしまうが、Secured-core PCでは該当する設定が標準で無効になっていることが報告されている。
このように、Secured-Core PCを利用していれば、難しいことを考えなくても、標準で重要なセキュリティ機能がオン、リスクの高い設定はオフになっている。このメリットは組織にとって非常に大きいだろう。
マウスコンピューターのSecured-Core PC
マウスコンピューターでは、このように、すぐに安全な状態で使えるSecured-Core PC対応のビジネスPCとしてMousePro G4シリーズ Core Ultra搭載機種をラインアップしている。最新のCopilot+ PCに準拠したモデルに加え、のCopilot+ PCには対応しないものの、Secured-Core PCに対応したモデルもラインアップする。
MousePro G4シリーズ Core Ultra搭載機種は、14型のディスプレイを備えた、軽量・長時間駆動を実現するビジネスPCだ。1kg未満という薄型、軽量のデザインを実現しており、デスクでの利用だけでなく、社内での移動、外出時や在宅勤務時の持ち運びも苦にならない仕様になっている。
もちろん、搭載されているOSは、組織のデバイスとして管理可能なWindows 11 Proとなっており、Windows 10のEOSに伴うPCのリプレイスに適している。
各モデル共通の機能として、HDMI 端子+Thunderbolt 4端子(DisplayPort Alt Mode)による最大3画面のマルチディスプレイ環境で利用できたり、eSIM対応のLTEモジュールも搭載したりすることが可能となっている。
また、Windows Hello対応のカメラによる顔認証で安全かつ、簡単にWindows 11にサインインできるうえ、強化されたサインインセキュリティの設定により、Windows Helloの生体認証データなどを保護できるのも特徴だ。
このほか、MouseProシリーズはすべて標準3年間の無償センドバック保証が付属し、さらに最大で5年間まで保証を延長することができる。組織の資産として長期安定して利用できるのが魅力となる。
CoPilot+ PCにも準拠! Core Ultraシリーズ2搭載モデル
「Mouse Pro G4-I7U01BK-E」と「Mouse Pro G4-I5U01BK-E」の2モデルは、AIコアを搭載したインテルの最新のプロセッサとなるCore Ultra 7 258V/Core Ultra 5 226Vを搭載したモデルとなる。最大47TOPSのNPUが内蔵されており、「Copilot+ PC」にも対応予定(※無償アップデートによりCopilot+PCへの対応を予定。無償アップデートの提供時期はデバイスと地域により異なる)。画像生成や写真の高精細化、カメラ映像の加工など、NPUを活用してローカルで高速かつ低消費電力でAI機能を実行できる。
55Whのバッテリーを搭載し、最大約19.0時間のバッテリー駆動が可能。移動中にスタンバイから復帰してバッテリーを消費することを防ぐ「Restricted Standby」にも対応し、持ち運ぶ機会が多い環境でも安心して利用することができる。最大5.7GbpsのWi-Fi 7に対応しており、対応アクセスポイントに接続することで、高速かつ安定した通信を実現可能だ。
このほか、セキュリティと利便性を両立させる機能として、人を検知して自動でロックや解除を行うHPD(Human Presence Detection)に対応。可能な限り画面をオフにすることで、表示中の内容を第三者の視線から防ぎつつ、消費電力を節約できる。
よりパワフルな性能を求める環境に適した一台となっている。
Core Ultraシリーズ搭載モデル
「Mouse Pro G4-I7U01BK-D」と「Mouse Pro G4-I5U01BK-D」の2モデルは、AIコアを搭載したインテルのプロセッサとなるCore Ultra 7 155U/Core Ultra 5 125Uを搭載したモデルとなる。NPUが内蔵されており、Windows Studio Effectを利用した背景ぼかし、自動フレーミングなどのAI機能を利用できる。
55Whのバッテリーを搭載し、最大約20.5時間の長時間駆動が可能。移動が多い環境など、より長時間のバッテリー駆動が求められるシーンで活躍する一台となっている。Wi-Fiは、比較的空いている6GHz帯を利用可能なWi-Fi 6Eに対応し、快適なネットワーク環境で使えるのもメリットとなる。
Windows 11なだけでなく「Secured-Core PC」を選ぶべき
以上、迫るWindows 10のEOSに向けて、選ぶべきPCの指標を紹介した。近年のセキュリティ被害の大きさ、深刻さを考えると、標準で安全な状態で使えるSecured-Core PCは、中小の現場の大きな味方になる存在と言えそうだ。
こうしたSecured-Core PCは、従来、限られたメーカーのみが販売してこなかった。それだけ、要件が厳しく、メーカーとして仕様に準拠することが困難だったことを表しているが、マウスコンピューターは、この要件をクリアしている。
同社に対して、どちらかというとコンシューマー向けPCというイメージを持っている人が多いかもしれないが、ビジネス向けPCとして、同社が高い技術力を持ち、その評価を得ている証拠と言えるだろう。
これからは、ビジネス向けの最新かつ安全なPCの基準として、Windows 11が搭載されているかどうかだけでなく、Secured-Core PC(Copilot+ PCも含む)であるかどうかも、PC選びの基準に加える必要がある。もしも迷ったら、今回紹介したMouse Pro G4シリーズを選ぶのがおすすめだ。