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スパイウェア扱いされて開発打ち切りを宣言していたメールアプリ、Googleと協議の結果、再公開へ

 Googleにスパイウェア扱いされたことがきっかけで、先週、開発とサポートを打ち切ると宣言して波紋を呼んでいたメールアプリが、5月30日付で無事に再公開された。

 これはAndroid向けのメールアプリ「FairEmail」。プライバシー重視の設計と、全てのメールプロバイダーと連携可能なことで人気の高かったこのアプリだが、スパイウェアと思しき挙動が見つかったとの理由でGoogleが公開を停止。その後のやり取りも要領を得なかったことから作者は開発とサポートの打ち切りを宣言し、ネット上で波紋を呼んでいた。しかしその後、Googleから修正を要する詳細な問題点について作者宛に連絡があったようで、作者はアプリの具体的な挙動をネット上で開示しつつ、これらの修正に対応。およそ1週間ほど掛けてGoogle Playストアでの再公開へとこぎ着けた。アプリ自体に問題点があったのは事実のようだが、Google側が事実上、説明不足だったことを認めて歩み寄ったことで、極めて平和裏な解決につながった。再公開に至るまでのタイムラインは、サイト上でも詳しく紹介されている。