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Pixelで編集した画像→元画像を復元できることが判明して騒動に。実証ツールも公開

 Googleのスマホ「Pixel」シリーズで編集した画像から元画像を復元できることが判明して騒動になっている。

 これはPixelシリーズに標準搭載されているスクリーンショット編集ツール「マークアップ」で行った塗りつぶしや切り抜きについて、加工後のPNGファイルを保存するときに元データが削除されない不具合があり、加工後のPNGファイルを手に入れた第三者が、オリジナルの内容を復元できてしまうというもの。不具合自体は2021年に修正されているが、それ以前に加工された画像は今も復元が可能であり、この件を指摘した専門家はこれら復元のプロセスを実証するウェブサービス「acropalypse」も公開している。対象になるフォーマットはPNGということで、アップロード時にJPEGに変換されるTwitterなどでは問題ないとみられるが、いずれにせよ、画像編集で消したはずの住所や氏名はもちろん、パスワードや口座番号も復元できてしまいかねないだけに、かなり深刻な問題だ。過去にPixelで編集したスクリーンショット画像をネットに投稿している人は、早めに手を打ったほうがよさそうだ。