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準備不足が尾を引き…「失敗した人事制度」を経営者らに聞く調査、テレワークが2位に

 失敗した人事制度について経営者らに尋ねる調査で、テレワークが2位に挙げられていることが明らかになった。

 これはフォー・ノーツ株式会社が経営者・人事業務に携わる社員475人を対象に実施した「人事制度・人事施策の実態調査2023」によるもの。それによると「上手くいかなかった、もしくは失敗だった人事制度・人事施策」の1位に挙げられたのが「目標管理制度」で26.5%、次いで「テレワーク・在宅勤務制度」が20.6%で2位につけている。新しい制度ゆえこうした調査で目立ってしまう点は差し引く必要はありそうだが、3位以下とはかなりのスコア差があり、成功に至らなかったというイメージを強く持たれているのは紛れもない事実のようだ。フリーコメントの中には準備不足という回答も挙がっており、すでにテレワークの実施を取りやめている企業も多いとみられる。コロナ禍であわてて導入したことで失敗し、その後も挽回のチャンスが与えられないままになるのは、損失と言っていいのかもしれない。