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ミニマリスト向け携帯電話「Light Phone」の新モデル、E Ink電子ペーパーを廃止へ

 必要な機能だけに絞り込んだミニマリスト向けの携帯電話「Light Phone」の新モデルで、この種の製品では定番となっているE Ink電子ペーパーが廃止されたことが明らかになった。

 数年前から海外でコアなファンを生み出しているのが、電話やアラーム、音楽再生など最低限の機能だけを残し、ほかはごっそり削除したミニマリスト向けの携帯電話。代表的な製品として知られるLight Phoneは、著名ラッパーとのコラボで数百台を売り上げるなど、象徴的なムーブメントとして取り上げられるケースも増えている。さてこのLight Phoneに、このたび5年ぶりの新モデル「Light Phone III」が登場したのだが、これまで欠かせなかった仕様が変更になっていることが判明した。それは画面に採用されていたモノクロE Ink電子ペーパーで、新モデルではモノクロのOLEDパネルへと置き換えられている。Light Phone社によると、従来モデルに採用されていたE Ink電子ペーパーのリフレッシュレートが「ユーザーの約50%が慣れることができず、継続利用をあきらめる原因になっていた」とのことで、採用例が増えつつあったE Ink電子ペーパーとしては珍しく廃止の道をたどったようだ。なお、現在行われている早期販売では、標準価格の799ドルに対して399ドルとリーズナブルな価格を実現している。