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いったい何が? Amazonのドローン配送、試験運用を始めた米国2拠点でサービスを停止中

 ドローンを用いたAmazonの配送プログラムが、試験運用を開始した米国の2拠点で相次いでサービスを停止していることが明らかになった。

 米テキサス州カレッジステーションは、Amazonがドローン配送プログラム「Prime Air」の試験運用を2022年12月に開始した地域の1つ。配送自体は当初から滞りなく行われ、そのスピーディーさを評価する声も少なくなかったものの、離着陸の場所が住宅地に近すぎることから騒音が著しいとして近隣住民による反対運動が発生。Amazonは2025年に入ってからソフトウェア更新を理由にドローンによる配送を停止し、今日まで再開されていないという。同じ時期に開設されたカリフォルニア州ロックフォードの拠点は2024年4月に閉鎖されており、初期にサービスインした2拠点がいずれもサービスを停止するという状況になっている。一方で米連邦航空局が過去4年間に計画された21の配送ドローン導入ケースについて調査を行ったところ、1つのケースを除き、3件を超える批判的な意見や組織的な反対はなく、Amazonがドローン用に調達した配送センターの立地に問題があった可能性が指摘されている。