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1990年代後半のPower Macに隠された幻のイースターエッグ、27年の時を経て発見される

 Power Macに隠された幻のイースターエッグが27年の時を経て発見され、往年のファンの間で話題になっている。

 このイースターエッグは、1997~1999年に販売されたベージュ色のPower Mac G3のROMに隠されていたもので、内容は開発チーム26人の顔写真が並んだJPEGファイル。未知の画像ファイルが存在するらしいことは10年ほど前から知られていたが、このたび特定のボリュームラベルを付けたRAMディスクを作成(フォーマット)することにより、可視状態になることが判明した。Mac OS 9.0.4までは動作するが、9.1ではすでに無効化されていたというこのイースターエッグ、発見されたことをネットで公表したところ、写真に写っているAppleの元開発チームのリーダーから返信があり、1996年のスティーブ・ジョブズ氏復帰後はイースターエッグが禁止され、無許可で埋め込まれた写真であったため極秘にしておく必要があったことを明かしている。27年の時を経て見つかったのも特筆モノだが、27年間未発見のイースターエッグがあることを知っていながら黙っていたことも、なかなかの根気強さと言ってよさそうだ。