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いつまで続く? プレミアムフライデーのドメイン、有効期限切れ直前で更新されるも、サイトはすでになし

 かつて経済産業省などが推進していた「プレミアムフライデー」の特設サイトのドメインが、有効期限切れ直前に滑り込みで更新されたことが分かった。

 これは、プレミアムフライデーに関する情報発信を行う「プレミアムフライデー推進協議会」のドメイン「premium-friday.com」。サイト自体は2023年6月に閉鎖され、跡地はすでに何もない状態になっているが、同サイトへのリンクは国内さまざまな事業者から張られたままになっている。ドメインの有効期限切れで、悪意ある第三者に取得(ドロップキャッチ)された場合、相当な混乱が起こると予想される。

 その期限が2025年8月13日だったため、このまま期限切れを迎えるのではないかとドメインウォッチャーの間で注目が集まっていたが、期限切れまで残り数時間という同日午後になって、有効期限が1年後の2026年8月13日に更新された。ひとまず危機は去ったことになるが、かつて同省が「緊デジ」こと「コンテンツ緊急電子化事業」特設サイトのドメインを第三者に取得されて問題化したのは、事業終了から9年が経過した2022年のことだった。有効期限を1年や2年伸ばしたところで根本的な解決にはならないのは明白だ。今後1年おきに、同様の事態が繰り返されることになるのだろうか。