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最新の「Pixel 10」で旧来のQi充電器を使用すると、充電速度が低下する現象

 Pixelシリーズの最新モデル「Pixel 10」で旧来のQi規格の充電器を使用すると、低速でしか充電できない現象が海外で波紋を呼んでいる。

 Pixel 10シリーズは、iPhoneのMagSafeをベースにした最新の無線充電規格Qi2に対応し、磁力吸着の仕組みを搭載している。Pixel 10シリーズ向けの充電器「Pixelsnap」を用いることで、Pixel 10 Pro XLは最大25W、その他のモデルは最大15Wでの高速充電に対応する。ところが、Qi2ではなく従来のQi充電器を使った場合、Pixel 9などの旧モデルが最大12Wで充電できるのに対して、Pixel 10シリーズでは3~5Wでの充電が精一杯となるほか、本体が過熱し短時間で充電が突然停止する症状が見られたという。

 これらの症状は、海外掲示板「Reddit」でも報告されており、これが仕様なのか、それとも不具合なのか、ユーザーの間でも波紋を呼んでいる。海外メディア「Android Authority」が行った検証では、旧型のQi 1.x対応の充電器ではPixel 10 ProとPixel 10 Pro XLはどちらも最大電力を引き出せないという結果が出ており、現時点ではQi2対応の充電器を使うのがベターということになりそうだ。

 見ようによってはQiからQi2への移行を促しているようにも見えるこの現象、Googleの公式なコメントが待たれるところだ。