特別企画
“2ちゃんねる”での約束は絶対厳守!
超ニッチのオタク系サービスにこだわる
提供:インターリンク
2017/11/16
インターリンクの使命は、市場全体の1%以下しか需要のない「特殊なモノ」や「上級者・オタクだけが欲しがるサービス」を提供すること。技術に強いGeek・オタクに愛され続けることが同社の目標だ。
マスからニッチへビジネスモデルを大転換
インターリンクの設立は1992年4月で、ISP事業のスタートは1995年。同年8月発売の『月刊INTERNET magazine』誌に広告を出稿し、その発売日に「月額利用料1000円で使い放題」の格安接続プランを始動させたのがISPとしての原点だ。
他のISPと同様に、同社も当初は“マスの市場”がターゲットだった。ところが、一般ユーザーへの電話サポートに忙殺される社員たちを見て、「これではダメだ」と方向転換。2005年5月の固定IPアドレスの提供を契機に、格安プロバイダーから技術サポートを必要としない上級者向けプロバイダーへの転身を図り、翌年の8月には電話サポートを廃止してセルフサポート制を敷く。同年9月からは、契約前に接続速度をチェックしたいというユーザーに向けて、契約を前提としない「2カ月無料体験」サービスも始めた。その後の2015年には「インターリンク LTE SIM」の大幅値下げと長期契約者優遇特典の提供を発表している。
インターリンク LTE SIMは、NTTドコモ回線を利用したMVNOサービスである。固定IPアドレスが付与され、インターネット回線が施設できない場所でもセキュアな接続環境が確立でき、デバイスの遠隔操作や監視カメラの映像確認などにも有効だ。とはいえ、この種のサービスを欲しがるのはごく一部の法人ユーザーのみ。
「需要サイズはSIM市場全体の0.1%にも満たないはずです」と、新規事業部 課長の菅野伸彦氏は明かす。ただ、そうした超ニッチのサービスを提供するのが、「インターリンクの使命」(同氏)という。実際、2017年4月に提供を開始した“爆速”IPv6サービス「ZOOT NATIVE」も、技術に明るいヘビーユーザーだけを対象にしている。
そんなインターリンクでは、2ちゃんねるでの約束の厳守も信条とする。インターリンク LTE SIMの大幅値下げと長期契約者優遇に打って出たのも、代表取締役の横山正氏が2ちゃんねるの同社スレッドに降臨(登場)した際、そうすると約束したためだ。
1万作品が寄せられる「オタク川柳大賞」も主催
インターリンクはドメイン事業にも力を注いでいるが、そこでも特有のこだわりを見せる。「他社はドメインの安売りで勝負していますが、当社は数で勝負しています。現在販売しているドメインは約1,000種。日本では申請が難しい特殊なドメインも、オンラインで簡単に取得できます」(菅野氏)。また、『.moe』『.osaka』『.earth』の運営もしている。
ドメイン事業でもニッチ偏重・オタク重視の姿勢を貫く同社は、マスメディアも注目のイベント「あなたが選ぶオタク川柳大賞」の主催者でもある。同イベントは過去12回の開催を重ね、多い年には1万作以上の応募があったという。13回目の作品応募期間は2017年11月から翌年1月で、一般投票を経て3月には大賞の「ネ申賞」が選ばれる。また、川柳大賞の公式マスコット「にゃこ式部」を選ぶ「猫耳キャラコンテスト」も実施されている。 Geek・オタクからの支持獲得に、ここまで心血を注ぐIT企業はそうはない。
「一体インターリンクは何をしているの、と聞かれたら、こう答えます。『欲しがる人のあまりいない微妙なサービスを提供しています』と」(横山代表)
問い合わせ先
株式会社インターリンク
TEL:03-3985-3711
URL:http://www.interlink.or.jp/