【新製品 / ソフトウェア】
~日本語版「SuperPass」は来年頭までに提供予定日本語版「RealOne Player v.2.0」リリース■URL リアルネットワークス株式会社は、メディアプレイヤー「RealOne Player v.2.0」日本語版(Windows版)を発表した。現在、同社のサイトより有料版の「RealOne Player Plus」(価格4,800円)と、無償版「RealOne Player v.2.0」がダウンロード可能だ。 RealOne Player v.2.0日本語版の機能は、すでに発表されている英語版と同様で、「RealAudio」「RealVideo」、MP3のほか、Microsoftの「Windows Media」、Appleの「QuickTime MPEG-4」など、50種類以上のメディア形式に対応している。無料版/有償版ともに、ストリーミングのバッファによる遅延をなくす機能「TurboPlay」や、DVD再生機能、CD書き込み機能などを備えている。有料版は、これらの機能に、CDケースのカバー印刷など、CD書き込み機能関連のオプション、オーディオ/ビデオコントロールの追加制御機能が加えられている。 英語版との最大の相違点は、有料会員制サービス「RealOne SuperPass」への対応の有無だ。RealOne SuperPassは、月額9.95ドルの利用料金でニュースやスポーツ情報、音楽、エンタテインメントなどのコンテンツを提供するサービス。現在、米国のほか欧州でサービス提供されているが、今回発表された日本語版では対応していない。コンテンツ配信に関わる著作権処理の問題等で、海外のコンテンツをそのまま配信するのは困難な状況であり、日本で会員制サービスを提供するには、国内の音楽産業などコンテンツホルダーとの調整が必須となる。リアルネットワークスでは、「現在各社との間で調整を進めている最中で、年内中か来年初頭には日本版SuperPassを提供できる予定」としている。 米RealNetworksでは、最初の「RealOne Player」を2001年5月に発表、2002年8月には新版となる「RealOne Player v.2.0」をリリースしている。これまで日本語版製品の最新版としては「Real Player/RealJukebox」が提供されていたが、今回ようやく英語版と並んだ形となる。また、国内でも10月2日よりメディア配信プラットフォーム「Helix Universal Server」の出荷が開始されており、RealNetworks社が掲げる「Helix」戦略に基づく製品群が国内でもそろったことになる。 ◎関連記事 (2002/10/9) [Reported by okiyama@impress.co.jp] |
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