女性向けポータル大手のiVillage、インターネット接続サービスを提供
女性向けポータル大手の米iVillageは17日、インターネット接続サービス「iVillageAccess」を開始、プロバイダー事業に参入すると発表した。同サイトには、月間2,000万人のユニークビジターが訪れている。接続サービスでは、大手プロバイダーよりもダイヤルアップ接続の利用料金を安く設定し、これらユーザーの乗り換えを促していく。
iVillageAccessの利用料金は、月間契約で月額17.95ドル、年間契約で月額15.95ドル。プロバイダー最大手のAOLが月間契約で月額23.90ドル、MicrosoftのMSNが月間契約で月額21.95ドルであるのと比べて、1～2割安く設定している。iVillageAccessは全米48州の3,000件もの電話番号に対応し、全米の90%をカバーする。
iVillageでは、他社プロバイダーからの乗り換えを容易にするため、AOLやMSNなどの既存のアカウントからの移行支援ツール「TrueSwitch」を提供する。さらに、5件のメールアドレスや、Webベースのメールサービス、個人用ホームページ、スパムおよびウィルス対策ツール、電話とメールによる24時間のサポートなどを提供する。
プロバイダーサービスの提供について、iVillageのDouglas W. McCormic会長兼CEOは「当サイトへの訪問者は、現在加入しているISPに対して、特に料金や品質に関する失望や不満を話している。当社が実施した調査からも、iVillageブランドを信頼しているユーザーへの有力な代替プロバイダーの選択肢として、iVillageAccessは歓迎されることが示されている」とアピールしている。
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(2002/10/18)
[Reported by 江藤 浩幸]