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【イベントレポート】

~ブロードバンドを利用したサーバー型放送サービスのデモなど

NHK技研、「2003技研公開」を開催

■URL
http://www.nhk.or.jp/strl/open2003/index.html
http://www.nhk.or.jp/strl/open2003/tenji/04.html

NHK放送技術研究所

 NHK放送技術研究所(以下、NHK技研)は、57回目となる一般公開「2003技研公開(以下、技研公開)」を世田谷区砧にある同所にて開催した。期間は25日午後5時まで。2003年12月より始まる地上デジタル放送技術やブロードバンドネットワークを利用した各種技術が一般公開されている。

 技研公開では、地上デジタル放送技術やブロードバンドネットワーク技術を実際の映像や機器と共に展示している「ビジョン展示」や、一般的な展示項目がある「一般展示」、専門家向けの技術系展示会である「技術展示」の3ブロックに分けて展示している。ここでは、ビジョン展示の中からブロードバンドを利用したサーバー型放送サービスのデモを紹介する。

 「ブロードバンド時代のサーバー型放送サービス」は、NHK技研やNTTなどが共同で研究している、放送と通信を融合したサービスを目指す研究。技研公開では、放送コンテンツを受信側で蓄積して利用したり、ブロードバンドネットワークと連携して利用するサービスのデモが行なわれている。会場では、三鷹市のNTT研究所と世田谷区のNHK技研を光ファイバ(約100Mbps)で実際に結び、三鷹のコンテンツサーバーと通信をしながらデモを行なっている。

 具体的にはコンテンツの受信を、放送によるものと光ファイバによるものの2種類に分けて行ない、受信したコンテンツを家庭内のホームゲートウェイに蓄積し、家庭内ネットワークを利用して再生するデモが行なわれていた。光ファイバ通信では、波長分割多重(WDM)技術を用いて、多チャンネル高画質のデジタル放送と超高速インターネットを1本の光ファイバ上で伝送しているというもの。デジタル放送では、ハイビジョン放送に相当する約25Mbpsの映像が配信されている。また展示では、NHK技研が開発した“高度CAS(Conditional Access System)技術”が発表されていた。

 従来のCASでは、現在放送されているコンテンツに対してのみ、認証や課金を行なうことができたが、蓄積したコンテンツなどに対しては行なうことができなかった。しかし、NHK技研が開発した高度CAS技術では放送中のコンテンツ以外にも、時間制限付きで認証・課金を行なったり、家庭内に蓄積したコンテンツに対する認証・課金、インターネット経由での認証・課金などもできるという。

 この技術により、放送中のコンテンツの保護だけではなく、保存したコンテンツ、インターネット上のコンテンツに対しても保護が可能になるため、NHK技研では、この技術を標準化することにより、一層のコンテンツ保護を可能にしていきたいとしている。

デモ風景。右下のモニターにサーバールームの様子が映し出されている デモの概要イメージ1
デモの概要イメージ2 高度なCAS技術の説明1
高度なCASカード。ほぼリアルタイムで認証しているため、このカードを抜くとテレビの映像が止まる 高度なCAS技術の説明2

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(2003/5/22)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]

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