【セキュリティ】
~設定変更で一時的に回避可能だが、現時点では根本的な解決はできない
Windows XPなどでエクスプローラの項目を右クリックするとハングする不具合
■URL
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;819946
マイクロソフト株式会社は、エクスプローラなどで項目を右クリックするとハングする不具合が発生する場合があると発表した。対象となるOSは、Windows
XPとWindows 2003 Serverのすべてのエディション。
この不具合は、Windows XPなどでエクスプローラか「マイ コンピュータ」で項目(ファイルやフォルダ、ネットワーク接続など)を右クリックすると、ほかのプログラムが停止したり、「Explorer.exe」プロセスがCPUリソースを100%使用してしまう可能性があるというもの。
この問題は、以下の設定がオンになっている状態で項目を右クリックして選択した場合に発生するという。
- フォルダに共通の作業を表示する
- メニューをフェードまたはスライドして表示する
Windows XPでは、これらの設定がデフォルトでオンになっているため、設定をオフにすることで一時的に回避できる。ただし、設定をオフにしてこの現象を回避することはできるが根本的な解決には至らないため、修正するためにはマイクロソフトのパッチを待つ必要がある。
マイクロソフトでは、この問題を認識・調査している段階であり、この問題を修正するプログラムを作成中だとしている。
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上の画面のいずれかの設定することによって、一時的に不具合の回避が可能
(画像はクリックで拡大)
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(2003/5/27)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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