CRL、日韓をネットで結んで無線LANラジコンのカーレース実験

■URL
http://www2.crl.go.jp/pub/whatsnew/press/030728/030728.html (発表資料)
http://www2.crl.go.jp/kk/e414/2003ippan/index.html (施設一般公開)

IPコントロールカーは数年前より、CRLの施設一般公開やIT関連のイベントなどでも展示されている

　通信総合研究所（CRL）は28日、CRLと韓国ソウル市にある漢陽大学を高速インターネットで結んで“IPコントロールカー”のカーレース実験を行なうと発表した。IPコントロールカーとは、CCDカメラを搭載したIEEE 802.11b対応の模型自動車を、遠隔地からネットワーク経由で操作できるようにしたもの。これまで東京と神戸を結んでの事例はあるが、国を超えた実験は初めてだという。8月1日から2日までCRL小金井本所で行なわれる施設一般公開イベント（入場無料）で公開される。

　これは、「APII（アジア大平洋諸国情報通信基盤）プロジェクト」の一環で、超高速ネットワークアプリケーションの実証実験として実施するもの。福岡と釜山を結んでいる1GbpsのAPIIテストベッドプロジェクト回線を利用して、それぞれの国の研究用ネットワークであるJGNとKORENを接続する。現在、KOREN内でパケットロスを最小限にするルートを調査しており、国内間とそれほど変わらない40ms程度の遅延でコントロールできるようになるとしている。会場の様子は、高品質のDVTS（デジタルビデオ伝送システム）でも中継される。

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(2003/7/28)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]