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【使いこなし編】第234回

TP-Linkのネットワークカメラ「Tapo C222」で、必要な通知だけ受け取るようにモードを切り替える

 本連載で第229回から、自宅の見守り用途にTP-Linkのネットワークカメラ「Tapo C222」を使ってみている。iOS/Androidの「TP-Link Tapo」アプリから猫を検知するように設定し、自動録画をしたりして活用中だ。今回は、「TP-Link Tapo」アプリで、モード切替機能を使ってみよう。

TP-Linkのネットワークカメラ「Tapo C222」を使って実践中

通知をカスタマイズして設定する

 「TP-Link Tapo」アプリの画面下段にある[カメラ]を選択すると、「ホーム」と「おでかけ」の2つのモードがあることが分かる。この2つを切り替えることで、検知や通知などに関する設定を、素早く切り替えることができる。「ホーム」はカメラの設置場所(自宅内)にいるとき、「おでかけ」はカメラの設置場所以外の場所にいるときの設定として使う。

 初期状態だと、「ホーム」では、全てがオフの設定になっている。家にいるなら猫を検知した通知などをいちいち受け取る必要がない、というわけだ。一方で「おでかけ」では、通知や自動録画などの機能がオンになり、外出中のできごとをユーザーに知らせたり、録画したりしてくれるようになる。

 この「ホーム」と「おでかけ」は、言葉どおりに在宅時と外出時で使い分けてもいいし、通知などを一括してオン/オフする切り替え機能と考えてもいい。なお、どちらのモードでもない通常時の設定と「おでかけ」のデフォルト設定は異なるので、好みどおりになるようカスタマイズした方が使いやすい。

[カメラ]を選択すると、「ホーム」と「おでかけ」の2つのモードがある
現在と異なるモードをタップすると、そのモードに設定される

「ホーム」と「おでかけ」の設定内容をカスタマイズする

 それぞれのモードの設定内容をカスタマイズしてみよう。モードボタンの右上にある[≡]をタップしてカメラを選択すると、詳細設定を変更できる。

「ホーム」モードの[≡]をタップするとカメラの選択画面になるので、設定対象のカメラをタップする
「ホーム」モードは初期値で全てがオフとなっている

 「ホーム」モードは初期値で全ての検出がオフとなっているが、在宅時にもっとプライバシーを保護したければ、「プライバシーモード」をオンに切り替えるといいだろう。自動録画はもちろん、リアルタイムの映像表示も停止されるようになる。

「プライバシーモード」をオンに切り替えると、検知も全てオフになる
「プライバシーモード」オンではリアルタイムの映像表示も消える

 「おでかけ」モードでは、留守中に検知させたい項目を選んでおく。検知項目の選択については、第231回と同じなので、そちらを参照してほしい。

「おでかけ」モードは初期状態で検知項目がいくつか選択されている
外出時にオンにする項目を選んで設定する。項目は第231回を参考にして欲しい

今回の教訓(ポイント)

「ホーム」「おでかけ」を切り替えて、必要なときのみ通知を受け取るようにしよう
「プライバシーモード」を使うと、検知もストリーミングも全てオフになる

村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。