週刊Slack情報局
Slackから出張の交通機関・ホテルを手配できるサービス、BORDERが提供
2020年10月14日 08:00
ボーダー株式会社は、同社が運営する出張支援サービス「BORDER」とSlackの連携を開始した。これにより、BORDERのアカウントを持つユーザーがSlack上から日程や出張先を入力すると、BORDERが適切な交通手段や宿泊施設を提案し、手配も行われる。また、自分が参加する出張のスレッドに関する発言があると、Slackに通知される。
BORDERは、チャットで出張の手配ができるサービス。出張する従業員はもとより、管理部門として出張のデータが集約できる、請求書払いが可能で仮払いや精算が不要、社内規定に遵守しているかBORDER側が確認する――といったメリットがある。
今回の連携により、Slack上で「/border」と入力すると、BORDERの「出張手配のお申し込み」の画面が表示されるようになった。ここに必要事項を入力すると、この条件をもとにBORDER側で交通機関やホテルを検索。その結果は、自分が出張者として参加しているスレッドに投稿され、Slackでその通知が受け取れる。
ボーダーでは、今後はSlackとの連携をさらに強化していくとしており、具体的には見積もり承認機能を挙げている。また、Microsoft TeamsやChatworkなどのビジネスコミュニケーションサービスとも連携ができるようにする予定だ。
一般企業でも利用が広がっているビジネスコミュニケーションツール「Slack」。Slack Technologiesの日本法人であるSlack Japanはこのツールのことを“ビジネスコラボレーションハブ”と表現しており、あらゆるコミュニケーションやツールを一元化するものと位置付けている。本連載「週刊Slack情報局」では、その新機能やアップデート内容、企業における導入事例、イベントレポートなど、Slackに関する情報をお届けする。