テレワークグッズ・ミニレビュー
第82回
iPhoneにつけたいのはスタンド? リング? マグネット? オールOKの便利すぎるスマホグッズ
2023年9月1日 12:12
もはや生活で手放すことができなくなったスマホ。今ではウェブサイトを見るのも天気予報のチェックもゲームをするのもスマホ、さらにスマホで動画を見るのも普通になってきて、それにあわせてスマホの画面も大きくなってきた。
ただ、スマホが大きくなると困るのが持ち方だ。手のサイズに比してスマホが大きく、片手で持つと落としそうになることも。また、持つだけでなく動画を見るときにはスタンドも欲しい、メールやSNSの確認用に立てて置いておきたいという人もいるだろう。
筆者はデジタルガジェットのライターという仕事柄、スマホをキズつけないことにはことさらこだわる。割れたiPhoneを使っている人だと、メーカーさんだって機材を貸し出したくないと思うはず。
だから、これまでもスマホリングやストラップなど、スマホで使うグッズをいろいろと試して来たのだが、畳んだ時に邪魔だったり、iPhoneケースと一緒に使えなかったり、なかなかしっくり来るアイテムがなかった。
iPhoneだけでなく、Androidスマホでも
そんな時に見つけたのが、Human Naturesの「beak(ビーク)」だ。
これは、京都在住のデザイナーである有本匡志氏が、スマホに関する数多くのニーズを、1つのアイテムで高次元で満たせないか……? と考えて作ったもの。
折り紙をモチーフにして考えられた製品で、スマホの背面に貼り付け、折り畳めばフラットに、引き起こせばスタンドやスマホリングのようになるというもの。「beak」という名前はその形状をくちばしになぞらえて付けられたものだとか。
固定は粘着ジェルで行うので、iPhoneだろうがスマホだろうが、機種を問わずに装着できる。さらにケースに貼り付けることだって可能だ。もちろんケースの素材との相性はあるが、ケバ立ったようなケース以外はだいたい装着可能。プラスチックはもちろん、アラミド繊維製ケースなどにも貼り付けることができる。
革製は傷める可能性があるとか、ガラスやシリコン製のものの中には、ジェルが付きにくいとか、そういう多少の相性はあるようだが、私が試した範囲では、多くの製品で問題なく使うことができた。
粘着ジェルというと、強度に若干不安を感じる人もいるかも知れないが、これが驚くほど強力に付く。このケースは相性が悪いかな? と思っていても、24時間ほど放置しておくと粘着性が向上し、しっかり付く場合もあって、実に強力なのだ。
タテでもヨコでも立てられる、スマホリングとしても使える
これがとてもよくできていて、まず、畳むとフラットになるのがいい。ポケットに入れる時も邪魔にならない。
そこからくちばしとなる部分を引っ張り出すことで、スタンドとして機能する。中にマグネットが内蔵されていて、引っ張り出すとパチンとくっついて、その状態で固定される。この操作感も快適で、クセになる感じ。
この状態で側面から見ると穴があって、スマホリングとしても利用できる。実際に使ってみるとホールド性も良いし、ちょうど重心に中指が来る感じで、バランス良く持つことができる。
さらに秀逸だな思うのが、タテ置きでもヨコ置きでもスタンドとして機能すること。スタンド、スマホリング、どちらも十分に便利に機能するところが素晴らしい。
壁面に固定できるアタッチ機能
もう1つの特徴がアタッチ機能だ。
実は、筆者はあまり使わないのだが、この機能がけっこう人気なのだという。
beakに付属しているチップ状の部分を壁などに貼っておけば、マグネットの力で、beakを取り付けることができるのだ。
たとえば、冷蔵庫の側面に付けて料理の際にレシピを見るとか、壁に付けてYouTubeを見ながらフィットネスをするとか、そういう用途に使う人が多いらしい。筆者は書斎で原稿を書いている時間がほとんどなので、そういう使い方をすることがないのだが。
タテヨコ両方のスタンド、スマホリングとして使えて、折り畳んだらフラットに。さらに、壁にアタッチすることもできる。ほとんど万能ともいえる使い勝手だ。
カラーは、ヤタガラス・ブラック、クジャク・ホワイト、ホウオウ・ゴールド、フクロウ・グレイ、ツバメ・インディゴ、モズ・ブラウン、ウグイス・グリーンと、渋めの7色が揃う。
気になった方はぜひお試しいただきたい。オススメの製品だ。
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