Windows 7サポート終了まで約1年! どうするWindows 10アップグレード

意外におトクなパッケージ版? DSP版は同梱パーツ次第 Windows 7から10への移行をチャートで診断

 Windows 7のサポート終了に伴って、Windows 10への移行を検討している人も多いことでしょう。しかし、ここで問題になるのが、どのライセンスを購入すべきか? という問題です。移行方法や価格を比べて、自分に合った方法でアップグレードしましょう。

【どうするWindows 10アップグレード】記事一覧

いろいろあるWindows 10の入手方法

 Windows 7がインストールされたPCをWindows 10へアップグレードするには、そもそもWindows 10のライセンスが必要になります。

 Windows 10の登場からしばらくの間は、Windows 7や8.1から無償でアップグレードすることも可能でしたが、残念ながら、現在はこの方法でのアップグレードはできないため、新たにライセンスを購入する必要があります。

 Windows 10の入手方法は、現在、大きく分けて3種類あります。まずは、それぞれの概要を確認しておきましょう。

パッケージ版

「Windows 10 Home」のパッケージ版

 家電量販店やオンラインショップで、一般的に販売されている形態です。パッケージと言えば、昔はDVDなどのディスクメディアでしたが、現在はWindows 10のインストール用USBメモリーと、プロダクトキーが記載されたカードが入っています。

 パッケージ版は、新規インストール、アップグレード、どちらの方法でもインストール可能な上、32bit版と64bit版の両方に対応しており、いずれかを選んでインストールできます。

 どのようなパターンにも適合できるため最も汎用的な選択肢と言えます。

オンラインコード版

 オンラインコード版は、Windows 10のインストールに必要なプロダクトキーがオンラインで発行される形態です。例えば、Amazon.co.jpの場合であれば、購入後、Amazon.co.jpのライブラリから購入したプロダクトキーを確認できます。

 パッケージ版同様に、新規インストール、アップグレード、どちらの方法でもインストール可能な上、32bit版、64bit版の両方に対応しており、いずれかを選んでインストールできます。ただし、インストール用のメディアは自分で用意する必要があります。

 Windows 10のインストール用メディアは、Microsoftのウェブサイト(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10)からダウンロードできるので、あらかじめDVD-RやUSBメモリなどのメディアを用意して利用します。

DSP版

 DSP版は、PCそのものやCPU、メモリ、HDDなどのパーツに対してライセンスされる形態です。インストール用のDVDとプロダクトキーが同梱されています。

 DSP版は、パッケージ版やオンラインコード版と異なり、新規インストールのみの対応で、Windows 7など既存のOSからのアップグレードには対応しません。また、32bit版と64bit版でパッケージが分かれているため、どちらかを選んで購入する必要があります。

「Windows 10 Home 64bit」(上)と「Windows 10 Pro 64bit」(下)のDSP版

価格を比べてみよう

 では、どれを購入するのがお得なのでしょうか? 次の表は、2018年12月14日時点でのAmazon.co.jpでの各製品の実売価格です。

 これを見ると、最も安いのはUSBメモリーが同梱された通常のパッケージ版(1万5200円)ということになります。オンラインでコードのみが提供されるオンラインコード版の方が安くてもよさそうですが、必ずしも、現時点ではそうではないようです。

 なお、DSP版に関しては、組み合わせるパーツによって価格が変動する場合があります。Amazon.co.jpでは、LANアダプターとのセット商品を確認できましたが、PC用のパーツショップなどを利用すれば、CPUやメモリ、HDD、ビデオカードなどと組み合わせて購入することもできます。

 Amazon.co.jpでの価格では、USBパッケージ版が最も安い結果になりましたが、パーツを購入する予定がある場合は、DSP版を一緒に買うのがお得になる可能性もあります。

Windows 10の販売価格
製品名価格
Windows 10 Home April 2018 Update適用 32bit/64bit 日本語版 パッケージ版1万5200円
Windows 10 Home April 2018 Update適用 32bit/64bit 日本語版 オンラインコード版1万7600円
Windows 10 Pro April 2018 Update適用 32bit/64bit 日本語版 パッケージ版2万3939円
Windows 10 Pro April 2018 Update適用 32bit/64bit 日本語版 オンラインコード版2万5325円
Windows 10 Home 32bit 日本語版 DSP版 LANアダプターバンドル1万7580円
Windows 10 Home 64bit 日本語版 DSP版 LANアダプターバンドル1万5388円
Windows 10 Pro 32bit 日本語版 DSP版 LANアダプターバンドル2万9765円
Windows 10 Pro 64bit 日本語版 DSP版 LANアダプターバンドル2万172円

フローチャートで自分に合った製品をチェック

 このように、Windows 10の入手方法はいろいろあります。価格に注目してしまいがちですが、実際には、インストール方法などにも注意する必要があるので、フローチャートにまとめてみました。次の図を参考に選ぶといいでしょう。

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清水 理史

製品レビューなど幅広く執筆しているが、実際に大手企業でネットワーク管理者をしていたこともあり、Windowsのネットワーク全般が得意ジャンル。最新刊「できる Windows 10 活用編」ほか多数の著書がある。