みんなの在宅ワーク
第46回:西田陽介(KeepAlive株式会社 代表取締役)のテレワークスタイル
全稼働の9割をテレワーク化、「自宅内通信費」は全額補助! ワーケーションにも挑戦中
2021年3月19日 07:00
こんにちは。西田陽介と申します。DX専業コンサルティングを行っているKeepAliveという会社の代表です。
弊社は約45人のスタッフがいます。7、8年前からテレワークを実施しており、昨年2月に全社に適用、さらに5月には無期限のテレワーク化を宣言しました。直近では、全稼働の約9割がテレワークで運用できています。
この会社がどんな感じでテレワークを実施しているのか簡単に紹介させてください。
「自宅内通信費」は全額補助!
全てのスタッフにテレワークを推進するといろいろと不満や不安がある、ということが社員へのアンケートで分かりました。一番多かったのが、以前より金銭的な負担が大きくなったということです。
昨年のGW明けごろ、大手企業がテレワーク手当として一律金銭を支給するというニュースが賑わいを見せていましたが、それでは給与の一部とみなされて税金等が差っ引かれて、手元に残るのは雀の涙ほど。本当の意味で支援できる方法はないかと税理士と協議を重ねた結果、会社の指示で在宅勤務に必要な通信環境を構築し、その環境下で在宅勤務するのであれば、その通信費は実費精算できる(課税対象ではない)との見解を得られました。
その結果、弊社ではスタッフの自宅内の光ファイバー回線費用を会社が全額補助できるようになったのです!
「新しい働き方の実験場」として、伊豆・伊東に別荘を購入
在宅勤務とは別に、新しい働き方としてのワーケーションにも挑戦しています。伊豆・伊東に別荘を購入し、さまざまなユースケースを検証しながらワーケーションを研究中です。伊東は東京から片道2時間程度で、日帰りで行き帰りでき、都会にはない非日常を味わえます。
在宅勤務は移動時間の削減や、コロナ感染のリスク減少等あらゆるメリットがある一方、同じ場所にとどまることによる新たな潜在的で蓄積するデメリットもあると私は考えています。
単純ですが、東の地平線から上る朝日で目が覚めることや、新鮮な魚介類を食べられること、自然と触れ合うといったことは、リフレッシュの一言で片づけられることでなく、ワーケーションは普段都会で生活している個人の生産性や生活の質を高めることにつながるのではないかと考えています。
「KeepAliveが目指すテレワーク」とは
伊東の別荘はあくまで弊社のスタッフにとって働く場所の拠点の1つ。新宿にある本社も拠点の1つで、新たな拠点も春に立ち上げます。
弊社が目指すテレワークとは、単純に会社外でリモートワークできることではなく、個々に自由な場所で生活の質を上げながら、同時に生産性と自身の市場価値を上げながら働ける仕組みづくりだと考えています。
弊社はお客様の変革を支援するコンサルティング会社です。お客様のお手本になれるよう、まずは自らを変革しお客様にその姿を見てもらいたいと思っています。
- メインPC:Let's note CF-SV、iPhone SE2
- ディスプレイ:1画面
- キーボード:ノートPC付属のキーボード
- マウス/トラックボール/トラックパッド:ノートPC付属のトラックパッド
- カメラ:ノートPC付属のもの
- マイク/ヘッドフォン/スピーカー:Anker PowerConfスピーカーフォン
- ビデオ会議サービス:Zoom/Google Meet/Microsoft Teems
- 机:一般的なビジネス用の机
- 椅子:エルゴヒューマンプロ
- その他小物:Clubhouse(単純作業などをやる場合や、休憩時にClubhouseをラジオ代わりに仕事する場合があります。楽しくて仕事にならないことも多いですが……)、radiko、Spofity、ラジオ、ポッドキャスト、BGMを作業用・休憩用として使用
西田 陽介
富山県入善町出身。2003年、システムエンジニアとして株式会社富士通SSL入社。2006年、株式会社VIBE(バンダイナムコHD)にて音楽配信プラットフォームの企画・開発に携わる。2007年、富士通SSLの同期であり、アクセンチュア出身の成田敦とともにKeepAlive株式会社設立。現在はDX専業のコンサルティング企業としてIPOを視野に事業拡大を狙う。社内では人事、広報、財務、法務、雑務と幅広く対応する人。趣味は登山、ジョギング、ゲーム(FPS)。