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こんな「ハイエース」が欲しかった!【写真で見る】商用バンの荷室空間カスタマイズ&活用例を多数紹介

キャンプにもテレワークにも使えるハイエースの使い方

エンジンを切ってもエアコンやヒーターが使えるキャンピングカーは、車内でのテレワークにも最適

 世界に誇るトヨタ自動車のキャブオーバー型ワンボックスカー「ハイエース」だが、その活躍の場は商用バンとしての用途にとどまらない。

 以前から一部ではライトなキャンピングカーのベース車両としてハイエースを活用する事例などは見られたが、それがコロナ禍による密回避ニーズ/アウトドアへの関心の増大、あるいはよりお手軽な“車中泊”スタイルの認知拡大によって、幅広い一般層も注目するようになってきた。

 さらには、同じくコロナ禍によるテレワーク(リモートワーク)の普及、そして休暇中の旅先などでテレワークを行なう“ワーケーション”への関心などにより、そうしたハイエースの潜在能力をワークスペースあるいは移動オフィスとして提案する動きも目立つ。実際、これまでINTERNET Watchが取り扱うIT界隈とは縁が無い存在だったハイエースだが、ここ最近はテレワークやワークスペースの観点で記事化することが増えており、読者からの大きな関心を集めている。

 今回は、そうした記事の中から、キャンピングカーやテレワーク/ワーケーション、モバイルオフィスなど、ハイエースのニューノーマルな使い方をまとめた。

※ここで紹介する車両の詳細については、関連記事を参照ください。なお、写真・内容等は各記事の掲載当時のものです。商品の販売・サービスの提供がすでに終了しているなど、現在の状況とは異なる場合もあります。

ハイエース専用の着脱式シェルフユニット「HACO×HACO」、工具を使わずに着脱可能・構造変更届も不要

ハイエースをキャンピングカーや移動事務室車に変身させる着脱式シェルフユニット「MOBILITY UNIT HACO×HACO(モビリティユニット・ハコハコ)」

 株式会社トイファクトリーが発売した「MOBILITY UNIT HACO×HACO(モビリティユニット・ハコハコ)」は、ハイエース(200系)専用の着脱式シェルフユニット。さまざまな形のユニットが用意されており、その組み合わせ方によって、キャンピングカースタイルでの車中泊をはじめ、移動事務室車としてのリモートワーク、移動販売車としてのショップスタイル、移動サロンとしてのネイルサロンやペットトリマーなど、ハイエースの車内空間で自由自在な用途を創造できるとしている。

 このユニット自体が荷物扱いとなるため、装着にあたって事前の構造変更申請や構造変更届が不要。一部のユニットは工具を使わず車体に着脱可能となっており、ハイエースが持つ積載性を保ったまま利用できる。また、車体の改造を伴わないため、ベース車両本来の安全性を損なわないこともメリット。最少構成パッケージセットが28万4900円~。

「MOBILITY UNIT HACO×HACO」の主なユニット構成
ハイエースの荷室側面に「ベースボード」を固定
「ベースユニット(ボックス)」を「ベースボード」に引っ掛けるようにして装着
快適な車中泊も可能な最大構成状態
別売りとなるユニット内パーツを入れ替えてさまざまな用途に対応する
「ベースユニット(ボックス)」はDIYでも組立可能な簡単設計
ハイエースの車内が、リモートワークに対応する本格的な“移動事務室”に変身
宿泊先の心配なく愛犬と一緒に旅行
ハイエースをそのまま売店にした移動販売などにも対応

ハイエースに「エレベーター式水平ポップアップルーフ」搭載、ケイワークスがキャンピングカーでの車内テレワークを快適に

ハイエースに改良型の「エレベーター式水平ポップアップルーフ」を搭載したケイワークスのキャンピングカー

 2021年秋に開催された「横浜キャンピングカーショー2021」に株式会社ケイワークスが出展したキャンピングカーは、ハイエースで初搭載となる改良型の「エレベーター式水平ポップアップルーフ」を搭載。ミニバンサイズのナローボディハイエースの扱いやすさと、ポップアップルーフによる車内空間の広さを両立できる。

 ルーフ部分が水平にポップアップして車内全体が一定の高さで拡大されるため、従来の片開きタイプのポップアップルーフと比べ、よりゆとりある空間が実現可能。車内でのテレワークといった、ここ最近急速に高まるユーザーの要望に応える。同社のハイエースキャンピングカー ナローボディのモデルにオプションで装着可能。

 天井にベッドマットを置いたままポップアップルーフの開閉が可能になったほか、ポップアップルーフを展開したときに、ベッドマットを畳んで側面に固定できるようになったことで、就寝時以外にも広々とした室内高を実現できる。

ナローボディのハイエースにオプション装着が可能
ポップアップルーフ収納状態
ポップアップルーフ収納状態
天井にベッドマットを置いたままポップアップルーフの開閉が可能
ベッドマットはくの字に折り畳まれる構造
畳んだベッドマットは側面に固定でき、広々とした車内空間が完成する

ケイワークスが総合展示場をオープン、ハイエースのモバイルオフィスカー&キャンピングカーを展示

ケイワークス総合展示場(イメージ図)

 株式会社ケイワークスが2021年12月、同社の総合展示場(愛知県豊橋市下地町宮腰10-1)をオープン。総面積約400坪の敷地に、ハイエースや軽自動車をベースにしたモバイルオフィスカーやキャンピングカーを展示する。そのほかにも、牽引するトレーラータイプのキャンピングカーとして、同社オリジナルの国産「トレイルワークス」や、カナダ製プロライト、アメリカ製エアストリーム、カフェ・オフィスといったオーダートレーラーまで、さまざまなスタイルの車両を展示する。

ハイエースベースのモバイルオフィスカー
車内にはテーブルやモニターもあって快適に仕事ができる。また、ポップアップルーフによって車内を立って移動することも可能だ
エンジンを切っていても使えるエアコンやFFヒーターで夏も冬も快適
ルーフには太陽電池、さらにリチウムイオンのサブバッテリーで余裕のある電力供給
ハイエースベースのキャンピングカー
高級なリビングルームを思わせるラグジュアリーな内装
脱着式のテーブルも用意
シンクやコンロ、冷蔵庫など装備が充実
水平ポップアップルーフのハイエースキャンピングカー
水平ポップアップルーフのため、車両後方まで高い頭上空間を確保できる

ハイエースをベースにした“AIキャンピングカー”開発、Amazon Alexaを搭載した「Robinson AI」年内発売予定

 「ジャパンキャンピングカーレンタルセンター(JAPAN C.R.C.)」を運営するキャンピングカー株式会社とキャンピングカーの製造・販売を手掛けるファーストカスタム株式会社が、ハイエースをベースにしたAIキャンピングカー「Robinson AI(ロビンソン エーアイ)」の開発を発表。2022年中の一般販売開始を予定している。Robinson AIは、Amazon Alexaを搭載してスマートホーム化し、「自社開発したAlexaスキルで、これまでにないキャンピングカー体験を提供する」という。

ハイエースのキャンピングカーで北海道を満喫、1カ月30万円のワーケーション向け長期レンタカープラン

ハイエースのキャンピングカーをワーケーションに利用する長期レンタカープランをMoving Innが2021年3月~6月に提供した

 株式会社Moving Inn(北海道帯広市)が2021年3月~6月、オフィス機能を備えたキャンピングカーを利用するワーケーションプランを、1カ月(30泊)で30万円(税別)という料金で提供した。ハイエースをベースとした3種類のキャンピングカー「ハイエース LEAD」「ハイエース CA」「ハイエース LX」を用意し、ポケットWi-Fi、サブバッテリー、コンセント、テーブルなど、移動先で仕事をするために必要となるアイテムを装備。レンタカーの長期プランのメリットを生かし、平日に仕事をしながら移動し、休日には温泉巡りや、スキー、乗馬などを楽しむなど、北海道の自然を体感してリフレッシュできるワーケーションスタイルを提案した。

ペット同乗可となる「ハイエース LEAD」の利用イメージ
「ハイエース CA」(写真)と「ハイエース LX」にはサイドオーニングを装着
北海道の自然を体感してリフレッシュしながらのワーケーションを提案

レンタルキャンピングカーの無料オプションに「流しそうめんセット」、テレワーク/ワ―ケーションの気分転換に最適

 「ジャパンキャンピングカーレンタルセンター(JAPAN C.R.C.)」を運営するキャンピングカー株式会社が2020年7月~9月、流しそうめんセットとWi-Fiルーターを用意。ハイエーススーパーロングをベースにした同社オリジナルのキャンピングカー「ロビンソンV95(Robinson V95)」のレンタル利用者向けに、無料オプションとして提供した。