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ヤフー、社員の「無制限リモートワーク」開始、「副業人材」110名も募集

 ヤフー株式会社は、10月1日から「無制限リモートワーク」に移行する。一部社員を除く全国の正社員、契約社員、嘱託社員ら7104名を対象に、リモートワークの回数制限およびフレックスタイム勤務のコアタイムを廃止する。最大7000円の補助(どこでもオフィス手当4000円+通信費補助3000円)、通勤定期代を廃止し通勤費の実費支給を開始する。また、7月15日から最大110名の副業人材の募集も開始している。

 ヤフーは2014年に「どこでもオフィス」というリモートワーク制度を設置。その後、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、月5回を上限としていたリモートワークの制限を2020年2月より解除、原則在宅勤務を導入していた。現在、95%の従業員が在宅勤務を実施しており、92.6%の従業員がリモートワークによるパフォーマンスへの影響はなかった、もしくは生産性が向上したと回答したという。また「生産性高く働くために必要なオフィス出社日数」は週1~2回と答えた従業員の割合が最も多く、次いで週0回だった。

 こうした状況を受け、生産性の向上、創造性発揮を目的に無制限リモートワークへの移行を決定したという。

 また、副業人材(ギグパートナー)は、戦略アドバイザー(最大10名)、事業プランアドバイザー(最大100名)を募集。原則としてオンライン業務で、契約形態は業務委託。現時点で、新規メディアサービス企画、新規コマース事業戦略、グループシナジー戦略、テクノロジースペシャリストの各職種に加え、応募者に適した職種の募集が始まり次第、募集情報を受け取れるオープンポジションの募集がある。

【お詫びと訂正 20:55】

 記事初出時、副業人材の募集開始時期について誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

誤:9月28日から最大110名の副業人材を募集開始した。
正:7月15日から最大110名の副業人材の募集も開始している。