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「やるぞ!確定・青色申告2021」シリーズ発売、電子帳簿保存に対応、「節税チェッカー」も搭載

「やるぞ!確定・青色申告2021」シリーズのパッケージ

 株式会社リオは、確定申告のパッケージソフト「やるぞ!確定・青色申告2021」シリーズの販売を開始した。電子帳簿保存に対応しているほか、「節税チェッカー」機能が搭載されているのが特徴。対応OSは、Windows 10/8.1、macOS(Mac OS X)10.13以降。利用できる機能やサポート体制、対応OSにより6つのパッケージが用意されている。

 「やるぞ!確定申告2021 for Win」「やるぞ!確定申告2021 for Mac」の価格は4980円(税別、以下同じ)。15カ月間、電話、メール、リモート操作でサポートが受けられる。

 「やるぞ!青色申告2021 節税申告フルサポートパック for Win」「やるぞ!青色申告2021 節税申告フルサポートパック for Mac」は1万800円。不動産と農業の確定申告に対応しており、15カ月間、電話、メール、リモート操作でサポートが受けられる。

 「やるぞ!青色申告2021 フリーランス・個人事業主のかんたん節税申告パック for Win」「やるぞ!青色申告2021 フリーランス・個人事業主のかんたん節税申告パック for Mac」は8800円。サポートは15カ月間だが、メールのみとなっている。

 2020年分の確定申告で大きく変わるのは、青色申告特別控除だ。基本的には控除額が従来より10万円引き下げられて55万円となるが、電子帳簿保存またはe-Taxによる電子申告を行うと、従来と同じ65万円が控除される。

 やるぞ!青色申告2021は、公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)の認証を受け、電子帳簿保存に対応しているため、この青色申告特別控除の65万円が適用できる(ただし、令和2年9月30日までに「国税関係帳簿の電磁的記録による保存等の承認申請書」を所轄税務署長等に提出している必要がある)。なお、e-Taxに対応しているのはWindows版のみで、macOS(Mac OS X)版は非対応だ。

 サポート体制も充実しており、メールと電話のほかにも、リモート操作によるサポートも受けられるパッケージもある。さらに、確定申告の提出期間である2021年2月15日~3月16日は、土日祝日ともにサポートを行う。また、2ライセンスが付与されるため、税理士とのデータ共有に利用できるとしている。

 節税チェッカーは、節税対策となる項目に漏れがあると自動的に指摘する機能。さらに、課税対象売上が900万円を超えると、消費税納税対象に近いことを知らせてくれる「消費税アラート」機能も搭載する。

 リオでは、政府が推奨する「働き方改革」と「副業解禁」により働き方が多様化していることや、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるリモートワークの定着、副業解禁によるフリーランス/SOHOワーカーの増加といった背景から、確定申告が必要になる個人事業主が増加し、「青色申告ソフト市場では大きな需要拡大が見込まれている」としている。