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弥生会計と「Bill One」が連携へ、請求書データをインポート可能に

弥生会計とBill Oneの連携のイメージ図。アップロード/メール添付/郵送などで送られてくる請求書をBill Oneがデータ化。弥生会計ラインアップのフォーマットに合わせたCSVデータに変換して簡単にインポートできる

 弥生株式会社は、同社が提供する「弥生会計」ラインアップと、Sansan株式会社が提供する請求書受領・管理サービス「Bill One」との連携を2021年3月から開始すると発表した。弥生会計にそのまま取り込める請求書のCSVデータを、Bill Oneからダウンロードできるようになる。

 Bill Oneは、名刺のデジタル化サービス「Sansan」で蓄積した技術を応用し、受領した請求書をデータ化してクラウドに保存するサービス。請求書のデータ化は、AI、OCR、入力オペレーターが行う。

 請求書は、紙の郵送、メールに添付されたPDFなど、送付方法や媒体が異なる。Bill Oneでは、請求書を発行する事業者に送付先をBill Oneに変更してもらうことで、受け取った請求書を決められた形式にデータ化する。これにより、紙を含む請求書を、正確にデータ化された状態で処理することができるとしている。

Bill Oneのイメージ図。アップロード/メール添付・郵送など、フォーマットや手段が異なっていても、BillOneがデジタル化して請求書の管理が一元化できる

 今回連携する弥生会計ラインアップは、中小企業向けに展開しているクラウドアプリケーションの「弥生会計 オンライン」と「やよいの青色申告 オンライン」、デスクトップアプリケーションの「弥生会計 21」と「やよいの青色申告 21」。

 弥生では今後、銀行の口座明細や、スキャナー、スマートフォン、Suicaなどから取り込んだ取引データをそのまま自動仕訳する「スマート取引取込」機能との連携なども視野に、「経理業務全体のデジタル化を協業して支援し、業務効率化を後押しすることを目指す」としている。