ニュース

宿泊費無料! 別府温泉でワーケーションしたい企業を募集、ビッグローブが「TRY ONSEN WORKATION プログラム」

 温泉宿と企業をワーケーションでつなぐサイト「ONSEN WORK」を運営するビッグローブ株式会社(BIGLOBE)は23日、ワーケーション実証実験「TRY ONSEN WORKATION プログラム」において、別府温泉で行う実証実験の参加企業の募集を開始した。応募期間は5月17日までで、実施期限は7月30日まで。

 同プログラムは、実験に参加する企業の社員が指定の温泉宿でワーケーションを実施し、ワーケーションの効果検証に協力してもらうというもの。宿泊費、ヘルスチェック費用、プログラム費用はBIGLOBEが負担する。

 加えて、別府温泉での実験では、一般社団法人Space Port Japanの協力による「宇宙ビジネスワークショップ」、温泉の蒸気を利用した調理法「地獄蒸し」のヘルシー食体験といった独自プログラムも用意される。

 別府温泉地域の同プログラム対象施設は大黒屋ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ杜の湯リゾート御宿ゑびす屋の4施設。

 参加条件は、在宅勤務・テレワークを導入している正社員30人以上が在籍する企業。参加人数は1社あたり最大4人までで、人事担当者が1人以上参加する必要がある。参加日程は滞在日全てが平日となる2泊3日(朝夕食事付き)に限られる。

 同プログラムでは、参加企業の社員がノートPCを持参し、滞在時間の半分以上でテレワークを実施。プログラム実施前・実施後にウェブアンケートに回答し、健康開発財団の監修による滞在前後のヘルスチェックに協力する、という流れで行われる。複数社合同での実施となる。

 TRY ONSEN WORKATION プログラムで受け入れを行っている温泉地としては、今回募集を開始した別府のほか、秋保温泉(宮城県)、わたり温泉(宮城県)、小田原(神奈川県)、湯河原温泉(神奈川県)、熱海温泉(静岡県)、伊東温泉(静岡県)、熱川温泉(静岡県)、伊豆長岡温泉(静岡県)、火の谷温泉(三重県)がある。

 BIGLOBEでは、ワーケーションにおける健康面などの効果を検証するための研究拠点として、別府市内に「BIGLOBEワーケーションスペース」を4月に設置する予定であることも発表した。同拠点では、BIGLOBEの社員が交代でリモートワークを実施しながら、地元企業や学生との連携や、中長期的なワーケーションの効果について科学的な計測をもとに検証するという。