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JPNIC、「Internet Week ショーケース オンライン 2021」を7月8日・9日開催、参加無料

「Internet Week 2020」から選りすぐりのプログラムを配信

「Internet Week ショーケース オンライン 2021」公式サイト

 一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)は、イベント「Internet Week 2020」から選りすぐりのプログラムを配信する「Internet Week ショーケース オンライン 2021」を7月8日・9日に開催する。視聴は無料だが、事前に登録が必要。参加者は1日あたり約250人を予定している。

 Internet Weekは、インターネットの研究/開発/構築/運用/サービスに携わる技術者を対象にしたイベントで、毎年11月末に開催されている。講演会やセミナーのほかに、実習形式で学ぶハンズオンが用意されている。

 前回のInternet Week 2020は、2020年11月にオンラインで開催された。今回開催されるInternet Week ショーケース オンライン 2021では、このInternet Week 2020で配信された一部のハンズオンセミナーと講演を2日間で配信する。

 1日目は、中島章博氏(アマゾンウェブサービスジャパン株式会社)による「Elasticsearch+Kibanaによるセキュリティログ分析ハンズオン」を配信。セキュリティ上、ネットワーク機器のログの収集と分析は重要な作業だ。SIEMと呼ばれている製品群で可能だが、導入しても有効に活用できない、高価なため導入に踏み切れないといったことがあるという。

 そのため、オープンソースソフトの分散型RESTful検索/分析エンジン「Elasticsearch」と、データを可視化する「Kibana」を用いたログの解析システムを構築する。今回のハンズオンでは、講師が用意した環境にて、セキュリティログの分析に絞り解説をする。

 なお、Elasticsearchのインストールはハンズオンの対象外だが、GutHubで「Open Distro for Elasticsearch」が公開されており、同一の環境が構築できる。

中島章博氏(アマゾンウェブサービスジャパン株式会社)による「Elasticsearch+Kibanaによるセキュリティログ分析ハンズオン」の内容

 2日目は、水谷正慶氏(クックパッド株式会社コーポレートエンジニアリング部セキュリティグループ)による「リモートワークを支える社内セキュリティ基盤の作り方」、平野善隆氏(JPAAWG/ 株式会社クオリティア)と櫻庭秀次氏(JPAAWG/ 株式会社インターネットイニシアティブ)による「これからのメールセキュリティ」、石川朝久氏(東京海上ホールディングス株式会社IT企画部リスク管理グループ)による「脅威インテリジェンスの活用方法」、上沼紫野氏(虎ノ門南法律事務所)による「プロ責法・個人情報保護法の近時の法改正とその影響」などが配信される。

 なお、今年の「Internet Week 2021」は、11月にオンラインで開催する予定だ。