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バッファロー、10GbE対応で最大240WをPoE給電できる16/8ポートスイッチ「BS-MS20」シリーズを法人向けに発売

オプションのトランシーバーで光ファイバー通信も可能

BS-MS2016P

 株式会社バッファローは、法人向けPoE給電対応マルチギガスマートスイッチ「BS-MS20P」を3月上旬より順次出荷する。価格は、マルチギガポートを16ポート搭載する「BS-MS2016P」が9万8780円、8ポートの「BS-MS2008P」が7万6780円。

 10Gbps通信対応のアップリンクポートと、2.5Gbps/1000Mbps/100Mbps対応のマルチギガポートを搭載。アップリンクポートはSFP+ポートにも対応し、オプションの光トランシーバーを利用することで光ファイバーも接続可能となる。BS-MS2016PのアップリンクポートはRJ45×2とSFP+×2、BS-MS2008PのアップリンクポートはRJ45×1とSFP+×1を搭載している。

BS-MS2016P
BS-MS2008P

 マルチギガポートは、CAT5e以上のLANケーブルで2.5Gbpsの高速通信が可能で、接続先の機器に応じて、最適な速度を自動的に選択して通信する。

 全ポートがPoE+(IEEE 802.3at準拠)に対応し、最大給電能力はBS-MS2016Pで240W、BS-MS2008Pで120Wとなる。これにより、高出力給電が必要なネットワークカメラやWi-Fiアクセスポイントを複数台接続しても、問題なく運用できるという。

 同社のリモートサービス「キキNavi」に対応し、インターネットを通して遠隔地から機器の監視やメンテナンスが可能。ネットワーク経由で機器の状態や通信環境を把握できるSNMPにも対応する。複数のネットワークに分割するVLAN機能にも対応しており、セキュリティレベルや運用ポリシーを替えた複数のネットワークを構築できる。

 そのほか、後日のファームウェアアップデートにより、通信の有線制御を行うQoS、RADIUSサーバーとの組み合わせによるIEEE 802.1X/EAP認証に対応の予定としている。

 50℃までの温度環境で動作が可能。本体サイズ(幅×奥行×高さ)および重量は、BS-MS2016Pが330×231×43mmで約2.9kg、BS-MS2008Pが300×180×43mmで約1.74kg。

トランシーバーも同時発売

 スイッチオプションとして、BS-20Pシリーズに接続することで最大10Gbpsの通信が可能なSFP+トランシーバーを発売する。

 価格は、10GBASE-T対応の「BS-SFPP-XT」が7万6780円で5月下旬発売予定。10GBASE-LR対応の「BS-SFPP-XL」が6万5780円、10GBASE-SR対応の「BS-SFPP-XS」が4万780円で、この2モデルはBS-MS20Pシリーズと同時に3月上旬発売予定としている。

 本体サイズ(幅×奥行×高さ)および重量は、BS-SFPP-XTが14×70×14mmで27g、BS-SFPP-XLが14×58×12mmで17g、BS-SFPP-XSが14×58×11mmで15g。

BS-SFPP-XT
BS-SFPP-XL
BS-SFPP-XS