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「コロナ後を見据えた働き方」とは? 日本テレワーク協会、特別研究プロジェクトの成果レポートを公開

「新展開を迎えた働き方改革・テレワーク推進~コロナ後を見据えた働き方~」

 一般社団法人日本テレワーク協会は、2021年度研究成果レポートとして「新展開を迎えた働き方改革・テレワーク推進~コロナ後を見据えた働き方~」を公開した。経営者や働き方改革の担当者に向けた提言やレポートという内容になっており、PDFファイルで無償配布されている。

 日本テレワーク協会は、テレワークの普及と啓発を行う団体。その活動の1つとして特別研究プロジェクトを実施しており、プロジェクトには、テレワークを推進している大企業を中心とする20社の経営層や人事担当が参加している。

 特別研究プロジェクトは、東京オリンピックの開催を控えた2015年度に「2020年に向けたテレワークの導入・推進の課題と取組」をテーマにスタート。2018年度からは「2020年以降のテレワーク時代に向けた推進・定着の課題と取組」としてプロジェクトを進めていた。

 しかし、その後、コロナ禍により働き方が大きく変化。2020年度は「新展開を向かえた働き方改革・テレワーク推進~コロナ下におけるテレワークの課題と取組~」をテーマとした。

 さらに2021年度は、テーマを「新展開を迎えた働き方改革・テレワーク推進~コロナ後を見据えた働き方~」とし、2021年10月~2022年2月に全5回のオンライン研究会を開催してメンバー企業における事例の共有や意見交換を実施。今回、その成果がレポートとしてまとられた。

 例えば、テレワークは、2020年はコロナ禍による出社の抑止のために拡大し、2021年には出社とハイブリッドワークに移行した。そこで課題として挙げられたのが、コミュニケーション不足と長時間労働だ。レポートでは、これらの課題について解決策を紹介している。

特別研究プロジェクトで取り上げたテーマの変遷