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「ScanSnap」をウェブアプリから使えるSDK提供開始、PFUが新たに「ScanSnap Web SDK」

「ScanSnap」とウェブアプリの連携のイメージ

 株式会社PFUは11月29日、ドキュメントスキャナー「ScanSnap」との連携機能をウェブアプリに組み込める開発ツールキット「ScanSnap Web SDK」をリリースした。無償で利用できるが、ユーザー登録が必要だ。例えばウェブアプリ上のスキャンボタンを押すと、ScanSnapで書類をスキャンしてアップロードするといった機能を開発できる。

 対応するブラウザーは、Google Chrome/Microsoft Edge/Firefox、対応するScanSnapの機種はiX1600/iX1500/iX1400/iX1300/iX100、また、ScanSnap用のツール「ScanSnap Home」のバージョンは2.8以降。現時点で対応するOSはWindows 11/10/8.1/7。macOSは2023年3月ごろに対応する予定。

 PFUは、Windows/macOS/Android/iOSアプリ向けの「ScanSnap SDK」を提供している。今回新たにリリースされたScanSnap Web SDKを利用すると、ウェブブラウザーからScanSnap Homeを経由してScanSnapに接続するアプリが容易に開発できる。このようなウェブアプリを開発することで、幅広いOSとウェブブラウザーに対応。また、ローカルPC上にスキャンした画像データを残すことなる連携できるという利点もある。

「ScanSnap Web SDK」のほか、すでに提供している「ScanSnap SDK」にて各OSのアプリからScanSnapが利用できる

 PFUでは、「経理・会計処理やドキュメント管理など、業務ツールでは紙書類の情報を扱うシーンも多く、スキャナーとの連携を望む声も増えている」として、ScanSnap Web SDKをリリースしたという。