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TP-Link、法人向けネットワークカメラの薄型モデル「VIGI C230I Mini」国内発売

レンズを選択可能な「VIGI C240I」「VIGI C340I」も

 ティーピーリンクジャパン株式会社(TP-Link)は、法人向けネットワークカメラ3機種6タイプを3月23日に発売した。市場想定価格は、ミニドーム型の「VIGI C230I Mini」が1万7900円。ドーム型の「VIGI C240I」は1万6900円で、レンズは2.8/4mmの2種類が選べる。バレット型の「VIGI C340Iは1万6900円で、レンズは2.8/4/6mmの3種類。

 VIGI C230I Miniは、既存の「VIGI C230I」から厚みを40%以上カットした薄型ボディが特徴。

 2.8mmレンズで水平106.9°、 垂直56.9°、対角127.9°の視野角を持ち、300万画素のセンサーにより最大2304×1296ピクセル/30fpsの映像を撮影できる。映像のアスペクト比を16:9から9:16に切り替え可能な「コリドーモード」を搭載し、廊下などの縦に長いエリアの監視にも適しているという。

 本体サイズは114×114×58mm。IK08準拠の耐衝撃性を持つ。

VIGI C230I Mini
対角約128°まで撮影できる
縦位置にできるコリドーモード

 VIGI C240Iは、2.8mmレンズでは水平88.8°、垂直48.9°、対角106.5°、4mmタイプでは水平75.1°、垂直41.5°、対角88.7°の視野角。400万画素のセンサーにより最大2560×1440ピクセル/30fpsの映像を撮影できる。本体のサイズは115×115×86m。

VIGI C240I

 VIGI C340Iは、2.8mmレンズでは水平88.8°、垂直48.9°、対角106.5°、4mmレンズでは水平75.1°、垂直41.5°、対角88.7°、6mmレンズでは水平47.7°、垂直26.5°、対角56°の視野角。400万画素のセンサーにより最大2560×1440ピクセル/30fpsの映像を撮影できる。

 本体サイズは174×74×71mm。IP67規格の防塵防水性能を備え、屋外でも利用できる。

VIGI C340I

 「SmardVid」として、複数の映像補正機能を搭載する。カメラの赤外線LEDの強度を調整し、露出オーバーにならないよう距離を補正する「スマートIR」、コントラストを調整して逆光などでの明暗差により黒つぶれが起きないようにする「WDR」、異常なピクセレーションと歪みを除去し、フレーム間で映像を比較し異常なピクセレーションや歪みを補正してノイズを除去する「3D DNR」、暗い場所でも撮影可能な「ナイトビジョン」の各機能がある。

 「スマート検知」として、設定したエリアへの侵入やライン通過の検知、人物検知、動作検知のほか、カメラの前に手をかざすなどの撮影妨害「タンパリング」の検知が可能。これらを検知した際に通知を行えるほか、搭載のライトと効果音で警告する「アクティブディフェンス」が利用できる。

 VIGIシリーズのレコーダー「VIGI NVR」またはWindowsアプリ「VIGIセキュリティマネージャー」、Android/iOSアプリ「TP-Link VIGI」によって管理や映像の視聴できるほか、ONVIFにも対応する。カメラにはマイクとスピーカーを搭載しており、アプリなどを通した通話も可能。

人物や車両を識別する
VIGIアプリやVIGIセキュリティマネージャーで管理が可能

 いずれもの製品も100Mbps対応の有線LANポート×1を備え、PoE(802.3af/at準拠)による給電にも対応する。

 TP-LinkではVIGIのカメラを相次いで発表し、ラインナップを拡大しているが、今後も拡大し、さまざまな場面でのセキュリティ対策をサポートすべく年内に20機種以上のラインナップにするとしている。