バッファロー、法人向けVPNルーター「VR-U」シリーズ用のUTM機能拡張ライセンスパック発売

　株式会社バッファローは、法人向けVPNルーター「VR-U」シリーズ向けに、UTM（Unified Threat Management：統合脅威管理）機能拡張ライセンスパック「VR-UTM」シリーズを発売する。2月中旬から順次出荷予定で、価格は2万1780円（1年）から。

　UTMとは、ネットワークを保護する総合的な脅威対策のこと。同製品は株式会社デジオンの「DIXIM Security Business」を利用しており、以下の機能が利用可能になる。

• Webフィルタリング：業務に無関係なサイトへのアクセスを制限する
• アプリケーション制御：業務に無関係なアプリケーションの使用などを制限する
• アンチボット：悪意あるURLへのアクセスを検知・遮断する
• アンチウイルス：ウイルスやマルウェアなどの脅威ソフトウェアの侵入を防ぐ
• アンチスパム：悪意あるメールサーバーからのメール受信を遮断する
• IDS/IPS：外部からの不正アクセスを検知・遮断する

　PCのファイル単位の脅威対策については、PCにインストールされているアンチウイルスソフトに任せることで機能を重複させず、安価かつ高速な動作を実現したとしており、通常業務に支障をきたさない通信環境が維持できるという。バッファローでは、拠点人数10～50人ほどの中小企業に最適なUTM機能と位置づけている。

　対象となるVR-UシリーズのVPNルーターは10GBASE-T対応のWAN、LANポートを備えた有線モデル「VR-U500X」（6万280円）、Wi-Fi 6に対応して5GHz帯で最大1200Mbps、2.4GHz帯で最大574Mbpsの通信が可能な無線モデル「VR-U300W」（3万8280円）の2製品。

VR-U500X

VR-U300W

　VR-UTMシリーズのラインアップは、ライセンス1年～5年分で、最長の5年ライセンス「VR-UTM-5Y」は10万5600円。