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NEC、100Gbpsを超える宇宙光通信技術の開発に向け米Skyloomと協業

 日本電気株式会社(NEC)は3月19日、米Skyloom Globalと、衛星ネットワーク用の最先端光通信装置の共同開発に合意したと発表した。

 衛星インターネット「Starlink」などのサービスで、複数の人工衛星を連携させて通信を行う衛星コンステレーションが普及・拡大しており、低軌道周回衛星における高速通信への需要が急増している。従来の宇宙での通信は電波が主流だが、高速大容量通信が可能で、電波干渉対策なども容易な光通信が、衛星間通信において注目されているという。

 両社は、100Gbps以上の速度を実現する衛星間光通信の技術開発に取り組み、2025年末の完成を目指して100Gbps OCT(Optical Communication Terminal:光通信端末)を共同開発・テストし、2026年にはは開発した製品を宇宙環境で実証して、その後、世界市場に提供していく予定としている。