ニュース
バッファロー、1万円台のデュアルバンドWi-Fi 7ルーター「WSR3600BE4P」。5GHzに3本のアンテナで長距離の通信を強化
2025年4月23日 12:17
株式会社バッファローは、Wi-Fi 7ルーターのスタンダードモデル「WSR3600BE4P」を、6月上旬に発売する。カラーはブラックとホワイトの2色で、市場想定価格は1万1980円。また、Amazon.co.jp専用モデル「WSR3600BE4P/N」が、記事公開時点では1万980円で予約販売中、出荷予定は5月27~29日とされている。
同社のWi-Fi 7ルーターとしては初となるデュアルバンドモデル。最大通信速度は5GHzが2882Mbps、2.4GHzが688Mbps。5GHz帯に3本のアンテナを搭載することで、電波を効果的に伝送し、離れた距離での通信をより高速、安定化させられるとしている。また、ワイドバンド160MHzにも対応し、大きなデータでも安定した通信を可能とした。
MLO(Multi-Link Operation)は、「2バンド同時モード(MLMR:Multi-Link Multi-Radio)」と「「2バンド切替モード(MLSR:Multi-Link Single-Radio)」に対応。2バンド同時モードでは、2.4GHz帯と5GHz帯を同時に利用することで通信速度を向上。2バンド切替モードでは、電波干渉が発生した場合や、通信中に移動して電波状況が変化した場合に、待機中のもう一方の周波数帯へ瞬時に切り替えることで、通信の安定化が期待できる。
また、メッシュ標準規格「Wi-Fi EasyMesh」にも対応。さらに対応機種同士であれば、Wi-Fi EasyMeshでもMLOによるバックホール接続にも対応する。
有線ポートは、1Gbps対応のWANポート×1と、ギガビット対応のLANポート×3。IPv6 IPoE接続サービスは、OCNバーチャルコネクト、v6プラス、IPv6オプション、transix、クロスパス、v6コネクトに対応する。
デジオン社が提供するネットワーク機器向けセキュリティ組み込みサービス「DiXiM Security」のセキュリティ脅威情報を採用した「ネット脅威ブロッカー2 ベーシック」の1年分のライセンスが付属。情報流出を防ぐ「情報漏洩ブロック」と「危険UPnPブロック」、フィッシング詐欺を防ぐ「悪質サイトブロック」、利用時間を制限する「キッズタイマー」が用意され、2年目以降は有料で更新することもできる
本体サイズは43×133×148mm(幅×奥行×高さ)で、重量は約280g。縦置きのほか、壁掛けにも対応する。