ニュース

忍者向け? 新ドメイン「.ninja」、商標権者の優先登録開始

 株式会社インターリンクは19日、ドメイン名登録サービス「ゴンベエドメイン」において、「.ninja」「.nagoya」など8種類の新gTLDについて、商標権者優先登録(サンライズ)の受付を開始した。

「.ninja」のロゴ。どう見ても忍者だ

 「.ninja」は、United TLD Holdco Ltd.がレジストリとなって運営する新gTLDうちの1つ。日本語の「忍者」を意味するようだが、忍者以外の人も登録可能。

 一方、「.nagoya」は「名古屋」のための新gTLDだが、名古屋に拠点を持つ企業や名古屋関連のサイトだけでなく、名古屋以外の企業・個人や名古屋関連ではない文字列でも活用可能。GMOドメインレジストリ株式会社が運営する。

GMOドメインレジストリではすでに、実際に「nic.nagoya」ドメインを使って「.nagoya」特設サイトを公開している

 このほか、ゴンベエドメインで19日よりサンライズの受付が始まった新gTLDは、「.agency」「.bargains」「.boutique」「.cheap」「.immobilien」「.zone」。これにより、ゴンベエドメインで取り扱う新gTLDは計81種類となった。

 サンライズは、商標権の保護を目的に、商標権者がその同じ文字列のドメイン名を優先して登録申請できる期間。新たな新gTLDの登録受付が開始される際に必ず設けられる。ゴンベエドメインでのこれら8種類のサンライズ受付期間は4月18日11時までとなっており、期間中に同一の文字列の申請が複数あった場合は、オークションにより取得者を決定する。

 ゴンベエドメインでのサンライズ登録料金は、「.ninja」が2万2050円(サンライズ申請料金1万8900円+年間登録料3150円)、「.nagoya」が3万4650円(サンライズ申請料金1万3650円+年間登録料2万1000円)など。

 サンライズ期間終了後、商標権者以外でも登録できるランドラッシュ期間や、ドメイン名取得サービスで一般的な先願主義(早い者勝ち)による一般登録が開始される。

「.NINJA」のウェブサイト。確かに忍者ということのようだ。ただし、概要ページを読んでも、このgTLDのターゲットがいまいち分からない。「That thing you do better than anyone else, that’s your ninja. Release your ninja with a .NINJA web and email address.」などと説明されているのだが……。

(永沢 茂)