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ブイキューブ、オフィスの災害対策向けに「災害対策用テレキューブ」提供開始

 株式会社ブイキューブは9月1日、「防災の日」に合わせて、非常用電源・備蓄収納・プライバシー確保・空調を統合した防音個室ブース「災害対策用テレキューブ」の提供を開始した。

 同社は、能登半島地震による集団避難先への遠隔診療用テレキューブの無償貸し出しや、夏の猛暑の中で屋外活動を行う人に向けた熱中症対策の「屋外/オフィス向け冷房個室ブース」の提供など、災害や防災に関連したサービスの提供を進めており、「災害対策用テレキューブ」の提供も、その一環となる。

 企業では、災害時に従業員が休息・安否確認の通話・着替えなどを安心して行えるプライバシー性の高い空間の確保や、防災セットや非常電源を保管するスペースの確保に課題を抱えていると、同社では分析。オフィスビルに普及が進む防音個室ブースの「テレキューブ」を活用し、これらの課題を解消することで、災害時でも企業の事業継続と従業員の安全・安心に寄与するとしている。

 「災害対策用テレキューブ」は、従来の防音個室ブース「テレキューブ」に、防災機能を標準装備または選択可能なオプションとして拡張したもの。平常時は、防音性に優れた会議用個室ブースとして活用できる。

 具体的な防災機能としては、本体内への非常用電源の格納、専用の収納機能付きソファ(防災用品や備蓄品を収納可能)、本体内へのエアコン設置による熱中症リスクの軽減、ドアのガラス面をカーテンなどで遮蔽することによるプライバシー確保などがある。

専用の収納機能付きソファ

 同社では、今回の「災害対策用テレキューブ」の提供を皮切りに、季節や災害の種類にあわせた防災ソリューションのラインナップを拡充し、年間を通して防災力向上を支援していくとしている。