ニュース
Anker、釘刺し試験を100%通過できる安全なバッテリーセル「Neo Lithium-ion Battery」発表
容量10000mAh・ワイヤレス充電対応製品の予約販売も開始
2026年5月28日 08:30
アンカー・ジャパン株式会社は5月27日、安全性を大幅に高めた設計のバッテリーセル「Neo Lithium-ion Battery」を発表し、Anker Japan公式オンラインストアで同セルを採用した「Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)」の予約販売を開始した。販売価格は1万1990円で、6月中旬以降の発送を予定している。
厳しい試験をクリアできる安全性の高い設計
Neo Lithium-ion Batteryでは、複数の工夫により安全性を高めている。特に重要な要素として挙げられているのが、電極と電解質において、発火の原因となりうる微細な不純物を徹底的に排除した点。加えて、経年使用時の劣化を防ぐ設計として、負極に独自の表面処理を施すことでリチウム金属の析出を抑制し、電解液の配合も最適化して、酸素発生などのセル内部における副反応の進行も抑制している。
そのほか、電池のショートを防ぐセパレーターの引張強度や刺突耐性、熱耐性向上、正極のアルミ箔へのコーティングの塗布と正極構造の安定性向上、負極の表面処理の改善、といったリスク低減策も行われている。
これにより、バッテリーセルに直接釘を突き刺して強制的に内部ショートを引き起こす釘刺し試験を100%通過できるほか、高温環境にさらす耐熱試験や、圧力がかかっても爆発しないかを確認する耐圧試験など、複数の試験をクリアしているという。
難燃性素材で発火した際も被害を最小限に抑える
Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)では、本体に直接火を当てても引火しにくい、厳しい耐火試験を通過した難燃性素材を採用。万が一内部で発火した場合でも、炎を封じ込める性能を持っており、被害を最小限に抑えられるという。
さらに、従来製品にも搭載されているバッテリーマネジメントシステムの性能を引き上げ、それぞれのセルを秒単位で個別に監視することで、これまで以上に微細な異常まで検知できるようになったという。検知した異常を記録し、程度に応じて製品自体を一時的にロックまたは強制的に使用できなくする機能のほか、経年使用に合わせてサイクル数が増加すると充電制限電圧を自動で調整し、専用アプリでモニタリングする機能を搭載している。
バッテリー容量は10000mAh。最大15Wの出力に対応するQi2ワイヤレス充電ポートを備える。ケーブルを使った充電も可能で、最大30Wの出力に対応するUSB Type-Cポートを備える。
本体サイズは約104×71×15mmで、重量は約215g。



