KLab、“ホワイトリスト型ウイルス対策ソフト”を無償公開
KLab株式会社は6日、個人向けのホワイトリスト型ウイルス対策ソフト「イージスガード」を公開した。対応OSはWindows 7/Vista/XP/2000。同社サイトから無償でダウンロードできる。
「イージスガード」では、ホワイトリストに登録されているプログラムにのみファイルへのアクセスを許可することで、マルウェアによる情報漏えい被害を防ぐ。プログラムが2MB程度と軽いほか、定義ファイルの更新も必要ない。
また、許可していないプログラムからのアクセスを報告・記録する機能や、 許可していないアクセスをダミーフォルダへ誘導する機能、ホワイトリストの自動生成機能、プログラム改ざんチェック機能、デジタル署名の検証機能を備える。
KLabでは、「PC内の大事なファイルが流出する事件が多発する中、技術による解決策を模索した取り組みの成果として無償提供する。無償版でユーザー動向を調査しつつ、将来的にホワイトリストによるウイルス対策が確立することを見越しての提供になる」と説明。なお、他社のセキュリティ対策ソフトとの併用も可能で、「従来のパターンマッチング方式の対策ソフトと併用して使うことで、より強固なマルウェア対策が行える」としている。
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(野津 誠)
2009/10/7 11:00
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